池内は、21年3月にKrushでプロデビュー。高いボクシングスキルでベテランの小澤聡子を下して判定勝利。その後も連勝すると、23年6月に麻央を撃破。10月は第6代Krush女子フライ級王座決定トーナメントにエントリーされると、準決勝で真優から判定勝利をものにした。決勝では麻央と再戦し、延長判定で返り討ちにして無敗で第6代Krush女子フライ級チャンピオンに輝いた。24年11月のチェ・ウンジ戦は、チャンピオンになって初の試合、初の国際戦となったが、右の強打を決めて初のKO勝ちを収めた。
ロガスカは、ギリシャのムエタイ&キックボクシングで結果を残し、“ダイヤモンド”の異名持つ。23年8月にはトルコで行われた「OFC Fight Night」で、23年3月にKANAと激戦を繰り広げた5冠王のフンダ・アルカイエスと対戦し、勝利している。的確にジャブを当てて試合を組み立て、パンチ連打から蹴りへつなげるコンビネーションで崩していくタイプで、Kのリングでも大暴れしそうだ。
1R、池内は前蹴り、ローキックで攻撃し右のパンチ。ロガスカは右ローキックを返す。池内は前へ出てパンチも、クリーンヒットはしない。ロガスカは右のパンチからローキックへつなげる。池内はカーフキックを放つも、ロガスカはパンチからローキックにつなげる。両者は一歩も下がらずに、打ち合いが見られた。
2R、ともにローキックからパンチの攻防。池内は距離を詰めてパンチも、ロガスカはヒザ蹴りで迎え撃つ。池内はボディ連打。ロガスカは下がりながらも的確にローキックを返す。池内は右フック、左ボディ打ち。互いに手数は止まらずに打ち合い、蹴り合いとなる。
3R、ここまで池内が優勢に見えるも、ロガスカが攻撃を返しているため、そこまでの差がない印象に。池内は蹴りから右もクリーンヒットはしない。ロガスカは下がりながらのローキックが決まる。池内は最後まで前へ出てのパンチ。互いに手数は減らない。池内は右から左フックを決めるも、ロガスカは耐える。池内の右が入るも、ロガスカはダウンしない。判定は3-0で池内が勝利をものにした。