本来、第1試合で原田翔貴とKrushスーパー・フェザー級ワンマッチで戦う予定だった上野奏貴だが、原田の体調不良によるドクターストップで試合は中止に。計量をクリアしていた奏貴の不戦勝という形となったが、同じくK-1 GROUPのリングで活躍する兄の空大が北海道より帯同してきていたこともあり、上野兄弟による2分1Rのエキシビションマッチが実現することとなった。
お互いに額を突き合わせた上野兄弟。兄の空大がいきなり飛び蹴りを繰り出す。お互いにローキックをガンガン繰り出し合う。さらにパンチも繰り出し合う中、奏貴もバックブローを発射する。終盤には空手出身らしく、お互いボディに正拳突きの連打だ。
エキシビションマッチ終了後、空大、奏貴、それぞれがマイクを持って挨拶を行なった。
空大
「こんにちは、北海道から来ました上野空大です。今日は急遽なんですけど、弟が対戦相手の事情で不戦勝という形になったので、しっかり弟と毎日きつい練習を乗り越えてずっと近くで見てたので、そんな中で後楽園の初の後楽園の舞台で戦わせてあげられないのは悲しいなと思ったので、他の選手がやるより自分たち北海道から来た上野兄弟でやったほうが一番面白いなと思ったので、今回相手をさせてもらいました。ありがとうございました」
奏貴
「北海道から来ましたkickboxing gym SHINYUUKI+の上野奏貴です。まず初めに対戦予定だった原田選手。昨日倒されてしまって緊急搬送されてしまったということで、原田選手の回復をお祈りしています。原田選手がいたから試合までの期間、自分を追い込んでは頑張ってくることができました。ありがとうございました。正直、昨日、計量の時にその話を聞いた時は何も考えられなくなってどうしようと思ってたんですけど、宮田プロデューサーをはじめとするK-1関係者の皆さんが、こうやってエキシビションという形でリングに上がれる形を作ってもらえて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。来月、今戦ってくれた兄の復帰戦があります。これからのK-1、Krush、上野兄弟が必ず盛り上げて大きくしていくので、これから上野兄弟応援お願いします。ありがとうございました」