村越は2017年12月にK-1へ電撃参戦。18年6月の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントではエリアス・マムーディ、ホルヘ・バレラを下して決勝に進出し、西京春馬の負傷によるTKO勝ちで王座に就く。19年3月は卜部弘嵩の挑戦を退け、初防衛に成功。8月にフェザー級王座を返上。11月は武尊と対戦して判定0-2で敗退。20年3月にレオナ・ペタスと対戦も強打に沈んだ。12月は山本直樹から判定勝利して連敗から脱出。21年3月は、芦澤竜誠とのリマッチに勝利。9月は西元也史と対戦し判定勝利。22年4月は朝久裕貴にKO負けを喫し、両ひざ靱帯断裂の大ケガから復帰しての2年5カ月ぶりの試合となる。
中島は、極真会館で輝かしい実績を残し、POWER OF DREAMに所属。22年1月、第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント準決勝で友尊、決勝で横山朋哉を下して同級王座に就いた。6月の「THE MATCH 2022」ではシュートボクシング王者・笠原友希に敗れたものの、12月にはKrush王者としての初防衛戦に臨み、西元也史に勝利。23年6月はK-1初参戦で韓国のハン・ギョンミンからKO勝利を収めた。23年9月は、髙橋直輝に判定負けを喫した。
1R、サウスポー構えの村越はジャブで様子見る。中島はミドルキックも、村越はパンチを合わせる。村越は右、左のパンチ。中島は前蹴り、右フック。村越は左のパンチで追いかける。中島は右のパンチ、さらに右ミドルキックから右のパンチを放つ。村越はしっかりと動けていた。
2R、中島は右のパンチで攻撃。村越は右の蹴りを返す。中島は前蹴りからのフェイントをかける。村越は中島のパンチをかわし、左の蹴り。中島は遠目からの攻撃。村越は左ミドルキックで攻撃した。ともに遠目から飛び込んでの攻撃が交錯する攻防となった。
3R、村越はローキック。そして、中島は左から右フックを合わせてダウンを奪った。立ち上がった村越に、中島は右カーフキックでダメージを与えていく。さらに後ろ廻し蹴りで追撃するも、ここは村越がガード。中島は右フックも、村越は下がらずに左右のフックを返していった。最後まで村越はパンチを返して、判定となった。ダウンを奪った中島が3-0で勝利した。