与座は、今年3月のRISEとの対抗戦で中村寛と対戦も、後ろ蹴りが急所に入ったアクシデントが発生し、途中までの判定となり勝利。続く7月のゴンナパー・ウィラサクレックとの新旧王者対決は、1RKO勝ちで強さを証明したばかりだ。
ペッダムは、ルンピニースタジアム認定バンタム級王座とWBCムエタイ世界フェザー級王座をそれぞれ獲得し、TOYOTAマラソントーナメント・フェザー級でも優勝。2018年からONEに参戦し3試合連続で勝利を収め、19年5月にエリアス・マムーディを破り、初代ONEキックボクシング・フライ級(-61kg)王者となった。8月にイリアス・エナッシと対戦して王座を失うも、20年1月にMOMOTAROから判定勝利。20年7月にロッタン・ジットムアンノンと対戦し、21年9月に内藤大樹と激闘を繰り広げた。
1R、サウスポー構えのペッダムは左ローキック、ジャブを当てる。与座は左ローキック。ペッダムは左ストレート、与座は左ローキックを返す。ペッダムは左ミドルキック。与座は与座キックでダメージを与えていく。ペッダムはミドルキック。与座は圧力をかけて追い込む。ペッダムは右のパンチから左ミドルキックをヒット。与座はカーフキックで削る。ペッダムは右、左のパンチで追い込むも、与座は蹴りを返していく。
2R、サウスポー構えの与座は前蹴り、三日月蹴り。ペッダムはパンチを顔面、ボディで打つ。与座はカーフキックを的確にヒットする。ペッダムはジャブからパンチ、ヒザ蹴り。与座は徹底したカーフキック。ペッダムはヒザ蹴りも、与座は二段蹴りから左フックをヒット。左カーフキックでダウンを奪った与座。立ち上がったペッダムはパンチで勝負をかけるも、与座はカーフキックを蹴っていく。
3R、ペッダムはヒザ蹴り。与座はパンチからヒザ蹴りを返す。背中を向けてコーナーへ逃げるペッダムに左ハイキックでダウンを奪う。立ち上がったペッダムは、パンチ連打で逆襲。だが与座はボディ打ち、さらに左カーフキックでダウンを奪い、KO勝ちを奪った。
KO勝ちした与座は「応援ありがとうございました。ペッダム選手、久しぶりに緊張感のある試合でした。セコンドから、“もっと行かないと”と言われて、最後壊しにいって最高の勝ち方になったかなと。自分はまだ通過点なので、もっと世界の強いやつとやらせてください」とアピールした。