K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント決勝戦は、璃明武を破った金子と玖村将史を判定で下した大久保琉唯の顔合わせとなった。
1R、金子は右の蹴りも空振り。大久保は左の蹴りで応戦する。金子は踏み込んでのカーフキックをヒット。大久保は右ハイキックで牽制。金子の右フックを大久保は紙一重でよける。大久保は右カーフキック。金子は右ボディストレートで攻撃。プレスをかける金子。大久保は右ローキックで崩しにかかる。金子も右ローキック、さらに右のパンチ。大久保は左ハイキック、そして回り込む。大久保は右ハイキックも空振りに。
2R、金子はインローでプレス。大久保は蹴りを返す。金子は右ローキック一発でダウンを奪う。立ち上がろうとした大久保だが、踏ん張れずにバランスを崩す。そのまま金子がKO勝ちを収めて、世界最強決定トーナメント優勝を決めた。
優勝した金子は「いろいろと格闘技関係者、ファンのみなさんに迷惑をかけて申し訳なかったなと思っていまして。たしかに、周りの人から見たらよくないことかもしれないけど、理解できないことかもしれないけど、裏切ったつもりもなくて。言っても分からないと思うんで。ずっと向き合おうと思っていますし、落ちていったというか。ここで結果を出せないと一回落ちたら這い上がれないと思われてしまうんで。命をかけて勝つことで、人間誰しも何かと戦う時があると思うんで、僕が一番責任があるんですけど、思い出してくれればと思って。辞退をしようかと思っていたんですけど、こうして出ようと思っていました。トーナメントに出てくれたみなさん、ありがとうございました。僕というリアルを見せていくんで、役に立てればいいかなと思います」と挨拶した。