山口は10月のK-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選でエロール・ジマーマンと対戦して苦しめるもKO負けを喫し、本戦出場を逃した。だが、韓国のクォン・ジャンウォンが病気で欠場となり、敗者復活となった。
イストラテはルーマニア出身・イタリア国籍のファイターで、ヨーロッパの様々な大会で活躍。23年9月にK-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でマハムード・サッタリと対戦し、KO勝利。準決勝はシナ・カリミアンとの暴走ファイトを制し、決勝はリュウ・ツァーにKO負けで準優勝となった。24年10月のK-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選はシナ・カリミアンと対戦も、後頭部へのカリミアンへのパンチがアクシデントをみなされてノーコンテストに。だが、それまでダウンを奪うなど優位だったことから決勝トーナメント進出を決めた。
1R、イストラテが左右のフックを連打。カードを固める山口だが、イストラテが構わずパンチを積み重ねる。直後にイストラテの首相撲からの左ヒザ蹴りがボディに突き刺さり山口がダウン。しかしレフェリーがストップ(首相撲を続けたため)した後だったため2分間、試合が中断。イストラテの減点1から試合がリスタート。再開直後に、またイストラテが左右のフックで距離を詰める。左腕で山口の頭を抱えたままイストラテが右のパンチを後頭部に打ち込んだため、再び試合が中断。イストラテが二枚目のイエローカードを提示される。試合が再開するも、またもイストラテがストップ後にパンチを見舞ったため、度重なる反則によりレッドカード。山口の反則勝ちとなった。