メインイベント第11試合はKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチ。今年2月にKrushスーパー・フェザー級12代王者となった横山朋哉は、その後もKOを量産し5連勝中。勢いに乗った状態で初防衛戦を迎える。対する松山勇汰は、10戦して9勝1敗という戦績を誇り現在7連勝中。9勝のうち7KOと高いKO率を誇る選手で、今回文句なしで挑戦権を掴んだ。
1R序盤から両者ともにスピード感あふれるストレートとローを交錯させる。小刻みなフェイントを入れながら横山が左フックやカーフをヒットさせれば、松山もカウンター気味に左のストレートとローで迎撃。ゴング直前まで一発KO級のフックやヒジが飛び交うスリリングな展開となった。
2R、まずは横山がコンパクトなフックをヒットさせる。このパンチでさらにスイッチが入ったか、松山も至近距離でパンチを連打。1Rと同じように距離を詰めての打ち合いとなる。まずは横山が左フックを何度がヒットさせるが、後半にさしかかる段階で松山がボディとヒザ蹴りで反撃。形勢逆転かと思われたが、横山が左のヒザ蹴りに左フックを合わせてダウンを奪取。見事にポイントを奪い返す。
3R、距離を詰める松山だが、横山が左右のフックで早くもダウンを奪う。なんとか立ち上がった松山だが、回復の猶予を与えなかった横山が右フックと左フックを立て続けにヒットさせ再びダウンを奪取。群馬大会を熱望する横山が、豪快なKOで2024年のKrushを締めくくった。