第2試合はKrushフライ級ワンマッチ、石郷慶人vs海凪。石郷はKPKB(九州プロキックボクシング)のインターナショナル・フライ級及びフライ級の初代王者。Krushには1年半ぶりの参戦となる。対する海凪は、K-1甲子園2023の東日本予選-55kg優勝者。Krush本戦初登場で勝利を狙う。なおこの試合は、石郷が計量において950gオーバーでクリアできなかったため、双方合意の元、第1ラウンドは石郷の減点1からスタートで、さらにグローブハンデ付き(石郷8オンス、海凪6オンス)、石郷はファイトマネー20%減額(海凪に入る)という形式で行なわれる。
1R、海凪がパンチを振るって前に出ていく。石郷もパンチで応戦。海凪は右のローキックを打ちながら、さらに前に出ていくと左右のワンツーを叩き込む。海凪はローキックから距離を潰していき、パンチを連打。石郷も海凪が前に出てきたところをパンチで応戦して下がらない。石郷が左のミドルキックを打てば、海凪もボディブローと譲らない。石郷もパンチを当てて、さらにハイキックを食らわせる。それでも前に出る海凪もパンチを打って引かない。
2R、先に前に得たのは海凪。パンチを連打するとミドルキックからローキック、そしてパンチを連打だ。しかし、石郷もそれに合わせてパンチで応戦。石郷はヒザ蹴りも繰り出すと前に出てパンチ。海凪も負けじと左右のパンチを連打。さらに前に出てパンチを打っていく。石郷もパンチを打ち返していくが、ここで海凪の右のフックがアゴあたりにヒットして、石郷が先にダウンを喫する。立ち上がった石郷も、前に出てくる海凪にボディブローを打って応戦して、ラウンド終了だ。
3R、やはり前に出ていくのは海凪。ローキック、カーフキックを打っていく。そして、打ち返してくる石郷を海凪はロープに追い詰め、ローキックを織り交ぜながらのパンチを連打。石郷も打ち返して、凄まじい打ち合いとなる。一旦離れた後、海凪は前蹴りとパンチのコンビネーションで石郷をロープに追い詰めて攻撃。石郷も左の回し蹴りを打っていくが、海凪は構わず前に出てパンチを連打だ。海凪は右のローキックからパンチの連打。石郷もパンチで打ち返し、両者打ち合う中で試合終了となった。判定は30-27、30-27、29-27の3-0で海凪が勝利を飾った。