第3試合は愛瑠斗vs鵜澤悠也のKrushバンタム級ワンマッチだ。愛瑠斗はKrushには約11カ月ぶりの登場だが、Krushのリングにおいては2連敗中。連敗脱出なるか? 対する鵜澤もKrushのリングで2連敗中だが、2連敗目の相手は現Krushバンタム級王者の黒川瑛斗。お互いにタイトル戦線に浮上するためにも、この試合から巻き返しを図りたいところだ。
1R、ゴングが鳴ると、お互いにローキック、カーフキック、前蹴りを繰り出していく。そんな中、愛瑠斗は左のハイキック。ならばと鵜澤もパンチを打ちながら前に出ていく。これを愛瑠斗はローキックを連打。しかし、鵜澤は前に出てロープに追い詰めてパンチを打っていく。愛瑠斗はハイキックを3連続で繰り出すが、ヒットしない。ならばと愛瑠斗のフロントハイキックが炸裂。しかし、引かない鵜澤は前に出てジャブを繰り出していく。これに対して、愛瑠斗はキックで応戦。ハイキック、上段回し蹴りを繰り出すが、ここでラウンド終了だ。
2R、鵜澤は前蹴りを放つが、愛瑠斗はローキック。さらに前蹴りを繰り出し、左のハイキックだ。さらに右のハイキックを繰り出した愛瑠斗だが、鵜澤は構わず前に出る。そしてパンチを打ちながら左のハイキック。愛瑠斗の前蹴りが鵜澤の顔面付近をかすめて倒れてしまうが、これはノーダウン。鵜澤はその愛瑠斗をコーナーに追い詰め攻撃するが、愛瑠斗はロープを掴んで前蹴りを放って突き放そうとする。そこに鵜澤が前に出て中に入ったところで、バッティング。愛瑠斗が倒れてしまい、ここで試合は一時中断だ。試合再開後、鵜澤はパンチを連打。愛瑠斗も前蹴りで距離を取ろうとする。しかし、鵜澤はパンチの連打。愛瑠斗もハイキック、上段回し蹴りで対抗して譲らない。ラウンド終盤にも前蹴りを連続で放っていった。
3R、前に出ていく鵜澤はパンチを連打。それに対して、愛瑠斗もスピンキックを放っていく。愛瑠斗はヒザ蹴りを叩き込むが、鵜澤は前に出てパンチを連打。コーナーに追い込んで攻撃だ。だが、これを脱した愛瑠斗は前蹴りを連発。さらにスピンキック、バックブローを放っていく。愛瑠斗はローキック、ハイキック。だが、鵜澤もダウンしない。ハイキックから前に出てパンチを打っていく。愛瑠斗も回り込みながら蹴りで応戦だ。愛瑠斗はボディにヒザ蹴りの連打を打つが、ここで試合終了。判定となり、30-29、29-30、30-30の1-1で延長戦に突入となった。
延長R、前に出る鵜澤だが、愛瑠斗も蹴りで応戦。顔面に前蹴りを叩き込む。愛瑠斗は左のミドルキックから左のハイキック。ついに鵜澤が倒れて、ダウンを喫してしまう。なんとか立ち上がった鵜澤に、愛瑠斗はボディにヒザを叩き込み、アッパーから再び左のハイキック。延長R1分12秒で愛瑠斗のKO勝利となった。
試合後、KO勝利の愛瑠斗はマイクを握って挨拶を行なった。
「健成会の愛瑠斗です。今日はたくさんの応援ありがとうございました。本戦でずっと勝ててなくて、あと2連敗しちゃって、やっと本戦で勝ててホッとしています。これからドンドンKrushらしい試合していくので、応援よろしくお願いします。あと、今日メインにいつも練習してくれている里見柚己くんが試合するんで、絶対勝ってくれると思うんで、皆さん応援よろしくお願いします」