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レオナ・ペタス、会見で宮田充Pの胸ぐらを掴む暴挙に!天野颯大「自分が潰す」=5.31 K-1横浜

 5月31日(土)に神奈川・横浜BUNTAIで開催される「K-1 BEYOND(ビヨンド)」の記者会見が、7日に都内会場にて行われ、追加対戦カードが発表された。

 会見では、すでに既報されている第6代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1Rで対戦する、前チャンピオンのレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)と天野颯大(キングムエ)があらためて登壇した。

 会見の冒頭でK-1の宮田充プロデューサーは「前チャンピオンのレオナ選手がリザーブマッチ出場になってネット上でも、本人も文句を言っていると聞いて。そもそもK-1スーパー・フェザー級は2年間くらい防衛戦が行われない中で、時間が止まっていました。5月に王座決定トーナメントが決まりましたが、仮にまた前チャンピオンがベルトを獲れば冬の時代になるかもしれない。不信感は拭えない」とレオナのリザーブ起用を説明した。

 天野については、「60kgで戦う魂がある選手。試合5日前のオファーを63.5kgで受けてくれたり、今年2月にはKrushライト級GPで児玉選手とやって勝っている。レオナ選手が休んでいる間に上がってきた選手なので、6:4で天野選手だと思っています」と宮田プロデューサーは期待をかけた。

 それを受けて天野は「この試合、賛否両論があると思います。でもSNSでレオナ選手に噛みついて、まさか実現するとは思っていなかったんですけど、僕にとってはメリットしかない試合。見ている皆さんが、納得する結果になると思います」と意気込みを明かした。
 黙っていたレオナはマイクを渡さると「この試合、実力差があり過ぎでしょ。SNSで公募して天野君が乗ったからと言って、そのポンコツ(宮田P)が勝手に決めて。そもそも、自分で考えろよって感じ。あと、出ると言って松山を本戦に起用したのは分かるけど、なんで俺がリザーブなのって。マジで、何を考えているんだよ」と吐き捨てる。

 宮田Pが目線を下げている姿を見たレオナは「なあ、お前に行って言えるんだよ」と声を荒げると、立ち上がって胸ぐらを掴む暴挙に。慌てて関係者が2人を分けると、「お前のK-1潰してやるから、楽しみにしておけ」とレオナは床にマイクを叩きつけて退出した。

 静まり返る会場。宮田Pは「凄い力だったな。これで何かが変わるわけでもないし、体重も決まって、条件も決まって。動かすつもりはない」とコメントすると天野は「リベリオンでしたっけ?僕がしっかりとレオナ選手を倒して、この1年で全員相手にしようかなと。文句があるなら、リベリオン全員僕にかかってきてください。下の体重は厳しいですが、何kgでも受けます」とリベリオン潰しに名乗り出た。

 乱闘騒ぎを見ていた天野は「格闘家ならば、相手の僕にかかってきてほしいと思いました」とレオナを批判。格闘家としては「武尊選手とも試合をして、チャンピオンになって一時代を築いてきた選手ではありますが、これで勝って世代交代をアピールしようかなと思っています」と天野は主役交代を断言した。

 どんな試合になるのか予想を聞かれると天野は「レオナ選手は長い距離、僕は短い距離での攻防になると思います。分かりやすく言うと武尊選手とレオナ選手がやった試合のようになると思います。武尊選手を超えるようなKO勝ちを見せます」とKOを宣言した。

 リベリオンに対して、正規軍結成を問われた天野は「宮田P正規軍とXで書いてきたんですけど、正直、誰も乗っかってきてくれなかった。でも、ならあとは自分が潰すだけなので、指をくわえて見ていてほしい」と一人正規軍になっても潰しにかかるという。

 リベリオンのレオナ、正規軍の天野のリザーブマッチは、どんな戦いになるのか。意外な展開となり、ますます目が離せなくなっている。

<2人の近況>

レオナ:21年3月に武尊の持つベルトに挑戦。武尊の強打でKO負けを喫したものの、壮絶な打ち合いを繰り広げた。12月にマキ・チャーチャイを撃破。22年6月の「THE MATCH 2022」では中村寛との接戦に敗れた。K-1スーパー・フェザー級のベルトに照準を定め、9月にスーパー・フェザー級王座決定トーナメントに出場。アヤブ・セギリ、大岩龍矢、朝久裕貴を下して、第5代K-1スーパー・フェザー級王者となった。ケガで欠場していたが23年12月の復帰戦でレミー・パラと対戦するも判定負け。K-1スーパー・フェザー級王座を返上するも、K-1を改革するために反乱軍RibelLion(リベリオン)を作り活動している。

天野:K-1甲子園2021で-60kg優勝を飾り、2021年11月にプロデビュー戦をKO勝利で飾る。22年2月にK-1で田中聡にKO負けも、8月にKrushで啓斗を下して再起。12月に橋本雷汰に判定負けを喫したが、K-1グループで5連勝を飾り、25年2月のKrushライト級GPにエントリーして一回戦で児玉兼慎を延長判定で撃破。準決勝は古宮晴に判定負けに終わり、3位となった。
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