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「Krush.169」12.8(日)後楽園 連勝で波に乗る同士のタイトルマッチは、勝敗の予測がつかない。果たして2024年の最後にベルトを巻いているのはどちらなのか?

 12月7日(土)、都内にて、12・8「Krush.169」後楽園ホール大会の前日計量と会見が行われた。計量には児玉兼慎、龍翔の2選手が遅刻。児玉は本計量の最後に間に合ってパスしたが、龍翔は現れず。のち、会見の冒頭で宮田充プロデューサーから前日、大阪での水抜き中に倒れ、ドクターストップがかかったことが明かされ、第5試合、齊藤龍之介との一戦は齊藤の不戦勝となることが発表された。






 2024年最後のKrushとなる今大会はプレリミナリーファイトがなく、本戦のみ全10試合が行われる。そのメインを飾るのはKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチ、横山朋哉vs松山勇汰の一戦。まず、2人は試合への意気込みをこう述べた。


松山「試合に向けて、毎日厳しい練習と減量を乗り越えて、体調もコンディションばっちりでここまで来れたので、本当に明日の試合が楽しみです」


横山「明日はやってきたことをやるだけだなと思ってるので、皆さん楽しみにしていただけたらなと思ってます」


質疑応答に移ると、「明日は年間最後の大会のメインということについてどう思っているか」との質問が。これに両者はこう回答。


松山「試合に対しての心境は普段の試合と変わらないというか、本当に横山選手に勝つことだけ考えて練習してきたので、プレッシャーとかは全くないですし、本当にのびのび試合したいなと思ってます」


横山「特にはないですね。普通に盛り上がるんじゃないですか、分かんないですけど(笑)。僕はチャンピオンとして仕上げてきて、試合で見せるだけかなと思ってるので。試合が決まってから、約2ヵ月必死こいてやってきたので、それを明日お披露目するだけかなと思ってます」


この試合は横山の防衛戦となる。改めてベルトへの思いを聞かれた両者は、こう答えた。
松山「デビューしてからずっと目指してきたベルトなんですけど、ベルトを獲るってことだけでなく、横山選手に勝つっていうのも、今のスーパー・フェザー級の中ですごく大事な試合だと思ってるので、意外と別のことは頭にないというか、本当にこの試合に勝ちたいなっていう思いだけですね」


横山「僕は苦労してベルトを獲って、やっとスタート地点に立てたところで、また1からスタートという意味でやっていく中で挑戦者が来たので、デビュー戦の感覚ですかね。久しぶりに楽しみだし、すごく気合が入ってるというか。宮田さんがライト級、ライト級うるさいんで(笑)、スーパー・フェザー級を盛り上げないと思って、頑張ります」


12月の試合とあって、ここで勝つと負けるとでは年末年始の過ごし方が変わりそうだが、勝ってどう過ごしたいか?という質問には、こう答えた。


横山「僕は格闘家なので、別にクリスマスだろうが、年末だろうが関係ないと思ってます。365日、毎日格闘技を考えてやってきてるので、別にクリスマスだろうと練習してるし、年末年始だろうとお盆だろうと練習してるので、そこに関しては別に何も思わないですね。ただクリスマスぐらいデートしたいですね(笑)。募集してます」


松山「自分も時期がどうこうというより、やっぱり負けたら悔しいですし、勝ったら嬉しいってのは変わらないので。負けることは全然考えてないので、勝って良い年末を迎えたいなと思ってます」


 続いて横山に「防衛戦ということでいつもと違う心境はあるか?」との質問が飛ぶと、横山は「一切ないですね。防衛するという気持ちも別にないですし、守るという気はサラサラないので。ただ僕の仕事は盛り上げて倒して勝つっていうだけだと思ってるので、チャンピオンだからどうとか、そういうのは一切ないし、普段の今までの相手と同じぐらいの気持ちですかね。特に守るっていうより、どんどん攻めて攻めて勝ってやろうかっていう感じなので、守りに入るとかは一切ないです」との答え。


これに対して松山は「タイトルマッチでメインなので、お互いが勝ちに徹すると、ちょっと盛り上がりに欠ける部分があると思うので、横山先生が『攻める』ってことなので、自分もそこにしっかり正面から入る戦って盛り上げたいなと思ってます」と感想を述べた。


横山が再三アピールしている群馬大会の実現について宮田充プロデューサーに質問が飛ぶと、宮田Pは「K-1のスケジュールもあるので、どこにするかが重要。明日の試合でどういう結末になろうと群馬大会はやるべきだし、みんなやる気になっている。明日終わってどうするか」と答えた。


これに対し横山は「今いろいろ言ってくれましたけど、僕は今は別に今後のことを一切考えてなくて、本当に明日のことしか考えてないので。もしかしたら明日死んじゃうかもしれないし、そんな分かんないので、とりあえず僕は今を生きるって感じですね。なので明日、どうなるか分かんないですけど、僕は勝って、また新たなステージにできればなと思っています」とコメント。


最後にファンへのメッセージとして、2人はこう会見を締めた。


松山「この試合が決まってからすごくSNSでも盛り上がって、楽しみっていう声が多いと思うので、その皆さんの期待を超えるような試合をして、明日、自分がベルトを巻きたいと思うので、楽しみにしててください」


横山「明日、まだ満員じゃないということなので、もう少し頑張って満員にできるようにして、最後に松山くんと一緒にいい試合して、2024年ラストKrushを盛り上げるのが僕の仕事だと思うので、期待を裏切っちゃうかもしれないけど、応えられるように頑張ります」


連勝で波に乗る同士のタイトルマッチは、勝敗の予測がつかない。果たして2024年の最後にベルトを巻いているのはどちらなのか? 最後まで目を離すな!
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