山口翔大、“全身ヒール”シナ・カリミアンの暴走に怒りの討伐直訴!「俺が追放する」=12.14代々木第一
金子晃大vs.アスランベック・ジクレーブ、大久保琉唯vs.璃明武、ストーヤン・コプリヴレンスキーvs.和島大海に続いて決定したのは、山口翔大(日本/GENESIS/TEAM3K) とシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY) の試合だ。
山口は10月のK-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選でエロール・ジマーマンと対戦して苦しめるもKO負けを喫し、本戦出場を逃した。だが、カリミアンの暴走を知ると自身のSNSで批判し、今回の試合が実現した。
会見に出席したカリミアンは、山口と並ぶのを拒否しての登壇になった。意気込みを聞かれると「今日、ここで話したいことはその相手(山口)に話をすることではない。前の試合で石井館長からもアドバイスをもらっていたけど、レフェリーがおかしい。倒れながら俺の顔を蹴っているし、クリンチした時も何もしない、頭を殴られても何もしない。これは直さないといけない。おかしいと思っているのは、俺が反則で負けることになったこと。ノーコンテストじゃなくて、なんで相手が反則負けじゃないのか。みんな、どう考えているんだ!あと、イストラテが言っていた言葉も許せない。イストラテは、俺のおかげでお金を稼ぎ、俺のおかけで有名になった。それは、すべて反則だ!」とまくしたてた。
対する山口は「今回のテーマは、追放。ファンのみなさんは、なんで出すのかとストレスがたまっている思います。ほんまに後頭部のダメージだったら、(カリミアンが)ここに座っていない。日本代表としてK-1代表として、子どもたちに憧れる選手となるために俺が追放する」と断言した。
反則と言われたパンチについて山口は、「あれは審判が反則と言ったら、反則なんです。僕はK-1ファイターなので、その判断に従うだけ」とコメント。カリミアンは「私はファイターで、どんなダメージがあるのかはドクターしか分からない。ただ言えるのは、あれをもらってすべてが暗くなった。そのくらいダメージが大きかったと言うことだ。ダウンを奪われたか分からないけど、あと残りは8分間あった。その時間で倒せる自信があった」と止まらない。
最後までカリミアンは、イストラテ、K-1、山口に対して怒りをぶつけている印象で収拾がつかなかった印象を残した。山口とカリミアンの一戦は、どんな展開になるのだろうか。