10月25日（金）後楽園ホールで開催される「Krush.166」の［Krushフライ級/3分3R・延長1R］に出場する安尾瑠輝選手のインタビューを公開！
──少し前になりますが、カード発表会見の時にはいろんなやりとりがありました。あの時はどう思いましたか？
安尾 7月の悠斗戦の時みたいな感じで、何もなく普通にお互い紳士として終われたらいいなと思ってたんですけど、けっこういろいろ言ってくるなって思ってました。
──ただ、安尾選手の返しがのほほんとしていたので、長野選手もあまり追撃できなかった感じになりましたね。
安尾 そうですね。言い合いとかするのがそもそも嫌いなので、あんまりそういうのに乗っかったりしなかったって感じです。
──なるほど。あのやりとりの中で長野選手が安尾選手の印象を「雑」と言っていて、安尾選手も「そこは直さなきゃいけないと思ってる」と答えていました。会見からこの試合までの間で、そこに気をつけていましたか？
安尾 そうですね。自分のスタイルも維持しつつ、直すところを直していくって感じでやってきて、よくなってきてると思いますね。
──今回は1年8ヵ月ぶりの再戦になります。前回は安尾選手の判定負けで、今回はリベンジマッチという形になりますが、前回の試合を振り返ると？
安尾 自分自身が、あの時はまだ未熟だったなっていう感じがしてます。そこから徐々に、しっかりと勝つことに対して努力していって、徐々にまたこうやって上の方に上がっていけたのかなって思います。
──では、この試合がまた組まれたこと自体が、あの負けから成長できた証でもあるし、それを勝って証明したいと。前回の負けから、一番自分が成長したと思えるところというと？
安尾 相手を倒すことができたということが、まず何よりも自分の成長した証なのかなと思います。一つ一つの戦いからしっかりと改善していった結果、倒すことができたのかなって感じです。
──試合ごとに改善できているという手応えが自信になっていると。
安尾 そうですね。実際にそうしてやっていってる中で試合に勝ててきたというのが自信になってきてると思ってるので、今の自分だったらリベンジはしっかりとできると思います。
──今回の試合は「事実上の挑戦者決定戦」ということになりました。そこについては？
安尾 今回の試合はリベンジを必ず果たして、タイトルに自分が登り切らないといけないなと思いますね。ここで負けてしまったのら、タイトルを目指すのがまた1からになってしまうので、ここは絶対勝たないといけないなと。まあ向こうも思ってると思うんですけど。
──長野選手について前回の対戦も含めて、一番警戒しなきゃいけないと思ってるところはどこでしょう？
安尾 全てだと思います。前の試合も、自分の方が全部ダメだったなっていうのがあったので、全部を警戒してます。
──最終的にはどう勝ちたいですか？
安尾 前回はダウンを取られたので、自分がダウンを取りにいきたいと思ってるし、できれば倒したいですね。でも向こうも打たれ強い部分があるので、分かんないですけど。まずはダウンを逆に取り返しにいきます。
──会見の話に戻るんですが、今回の長野選手からも前回の悠斗選手からも、「それはキャラか？」みたいに言われますよね。それは不本意だったりしないんですか？
安尾 不本意っていうか……自分はずっと素を出してるだけですし、自分のその自然さをみんなに受け入れてもらってきてるので、自分はそのままでいたいなっていうのがあります。やっぱりファンの人からのメッセージとかでも「そのままでいてほしい」という声が届いたりもするので、もうひたすら、このまま貫こうかなと。
──素がそういうキャラだから、試合とのギャップがすごいですよね。試合の時は、特別に気合いを入れてたりするんですか？
安尾 やっぱり試合だからこそ、スイッチをしっかり入れて、倒しにいかないと。そこは格闘技なのでやらないとなと思って、変えてますね。試合前は、頭の中で「絶対勝つぞ！」とか「倒すぞ！」とずっと言い続けてます。いつもそういう感じで自分のモチベーションを実際に口に出して、上げていったりしてますね。自分でも、試合の時はいつもと違うなというのは感じてます。
──試合の時のスイッチの入れ方というのが、何か自分の中で確立されてるんですね。
安尾 そうですね。ずっと自分はこのやり方でやってます。でも負けた時は、確か準備がちょっと遅れてしまって、自分がスイッチ入れ切れてないまま試合に臨んだ感じになっちゃって。前回の長野戦も、その次の宗一朗戦もそんな感じでした。そういうことに気をつけたり、自分が今までやってきたことを信じて戦い切れば、勝てると思います。
──勝った場合、年明け早々にもタイトルマッチをという話だったので、これが今年最後の試合になるかと思います。今年はKrushのリングで躍進できた1年だと思うので、その集大成みたいなことにもなりますが。
安尾 今年は最初からずーっと、徐々にですけど成長できた1年だったんじゃないかなと思います。やれることをしっかりやってきたのが試合結果にも出せたかなと。DEEP☆KICKからずっと、うん。そういうのも含めて、いい流れでもあるし、というところですかそうですね。うん。うんいい流れできてるかなと。来年につなぐためにも、ここはしっかり勝ちたいですね。
──では最後に、改めてこの試合に向けての“決意”を教えていただけますか？
安尾 やれることはやって次、大夢選手のタイトルに挑めるように、しっかりと勝ちにいこうと思ってます。今回、20歳になるので、初めて入場曲を変えるんですよ。お父さんと一緒に選んだものにしたので、そこにも注目してほしいです。
──わかりました。ありがとうございました！
