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鈴木勇人vs稲垣柊の決勝はあるか?65kg王者決定トーナメント各選手意気込み=9.29MAX 前日計量&会見

 9月28日(土)都内にて、開催を明日に控えた『K-1 WORLD MAX 2024』の公開計量と前日記者会見が行なわれ、3部構成の2部ではワンデイトーナメントで王座を争う「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」に出場する8選手が登壇した。

 一回戦の対戦カードと会見コメントは以下の通り。
◎第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
鈴木勇人(日本/K-1ジム五反田チームキングス)
vs
イオヌット・ポパ(ルーマニア/Team Super Pro Alin Balasa Sibiu)

 鈴木は昨年7月のK-1でデンサヤーム・ウィラサクレックを左ストレートで一撃KO。9月にK-1でモハメド・イスラムから判定勝利。12月は豊樹からKO勝ちを収め、24年3月に卜部功也と激闘を繰り広げて判定勝利を飾った。第7代Krushスーパー・ライト級王座に続き、K-1スーパー・ライト級のタイトル獲得を狙う。

 ポパはFIGHT CLUBBING ライトウェルター級(-64.5kg)王者で、24年6月にオドリス・ラムジと対戦して、ISKAインターコンチネルタル・ライトウェルター級(-65kg)王座を獲得して2冠王に輝いた。ファイトスタイルは、左右どちらでもできるスイッチで的確な左ミドルキックと打ち落とすローキックも持っている。

鈴木勇人
「(意気込みと対戦相手の印象)この日のためにやってきました。思い切りいくだけです。相手の印象は、いい勝負ができそうだなという感じです。(強豪が並ぶ中優勝の自信や確信は)今日初めて見て、強そうだなと思いました。優勝の確信は、明日にならないと分からないですけど、自分のやることを全力でやるだけ。そうすれば自ずと結果はついてくるのかと思っています。(決勝で対戦しそうな選手は)どの選手も強いと思っているので、誰が上がるのか分からないですけど、希望を言えば稲垣選手に上がってきてほしいです。決勝戦で稲垣選手と最高の試合をしたいです」

イオヌット・ポパ
「(意気込みと対戦相手の印象)日本は初めてですが、大好きなので嬉しいです。コンディションはいいんですけど、時差で寝ていません。相手は強くて人気のある選手なので、勝ちたいです。(どんなところを見てほしいか)日本は初めてK-1も初めて、いい試合ができるように素敵な試合をしたい。(アウェーでの試合について)もちろん大変なこと。鈴木選手のファンが多いと思いますが、自分の試合をしたい」
◎第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
ヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
v
カン・ピナール(オランダ/トルコ/Mike's Gym)

 ヨードクンポンはルンピニー、ラジャダムナンの二大スタジアムで活躍後、14年からGLORYを主戦場に-70kgトーナメントで優勝。21年1月にはK-1で野杁正明と対戦する予定だったが、コロナ禍の影響で中止に。23年にタイで開催のRWSでは8名参加のウェルター級王座決定リーグ戦に出場し、ファイナルまで勝ち進んだ。

 ピナールは、ジョーダン・ピケオーやストーヤン・コプリヴレンスキーが所属するオランダの名門Mike's Gym(マイクスジム)の超新星。23年2月にマイクスジムで武者修行をした与座優貴が「強いと思った」選手の一人でトーナメントの台風の目になりそうだ。

ヨードクンポン
「(意気込みと対戦相手の印象)今回、日本は初めて、参戦が嬉しいです。チャンピオンになるために練習してきました。タイにベルトを持ち帰りたいです。相手は特別なものはない。勝つためにやってきました。(どんなところを見てほしいか)自分はチャンピオンになるために100%の準備を整えるためにきました。明日はベルトを持ち帰ります」

カン・ピナール
「(意気込みと対戦相手の印象)いいコンディションなので、楽しみで仕方がないです。相手は経験のある選手ですが、自分が上だと証明したいです。(どんなところを見てほしいか)見る価値のある最高の試合。それを楽しみにしてほしい」
◎第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R
レニー・ブラジ(イタリア/Team Calzolari)
vs
稲垣 柊(日本/K-1ジム大宮チームレオン)

 ブラジは、“イタリアンKOマシーン”として注目を集め、23年10月にはONE Friday Fights 38に参戦してムエタイの強豪ノンタキット・トー・モースィーから3RKO勝ち。ISKAムエタイ欧州ライトウェルター級(-65kg)王者として、K-1-65kg王座決定トーナメントの台風の目になりそうだ。

 稲垣は、4月のKrushスーパーライト級トーナメントで寺島輝、塚本拓真をKOで下して同王座を獲得。11月に小嶋瑠久を破り同王座防衛に成功。24年4月は「K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ」で元K-1ライト級王者の林健太を破り、11連勝となった。

レニー・ブラジ
「(意気込みと対戦相手の印象)明日が楽しみです。とくに誰とかは関係ないです。トーナメントじゃなくても勝てると思っています。(どんなところを見てほしいか)一番最高の選手が勝つこと。それが自分だとお伝えしたい。(アウェーでの試合について)自分はこの1年、タイで試合をしてきました。だから日本で試合をすることは何とも思わないです。期待されていない中で、勝ってきたので問題ないです」

稲垣 柊
「(意気込みと対戦相手の印象)明日はKrushのベルトを巻く僕が制覇することに意味があると思っています。65kgは稲垣の階級と言われるようにしたい。相手は、185cmと聞いていましたけど大きさは感じませんでしたが、いい目をしていました。(強豪が並ぶ中優勝の自信や確信は)確信はあります。以上です。(決勝で対戦しそうな選手は)自分も盛り上げるつもりですし、一番盛り上がるのは鈴木選手かなと思いますが、全員の映像を見てカン・ピナール選手が一番強いかなと思いました。鈴木選手かカン・ピナール選手のどちらかが上がると思っています」
◎第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R
メン・ガオフォン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)
vs
トーマス・アギーレ(アルゼンチン/Dojo Serpiente)

 ガオフォンは、オウヤンと同門の武林風の -65Kg級世界王者で、23年11月にセルゲイ・アダムチャックを破り、同王座を獲得。19年12月には日本のクボマサヤをGLORYのリングで下し、24年3月にはアリハン・オズドエフから判定勝ちを収めた。今回は中国代表として参戦する。

 アギーレはWGP Kickboxingスーパーライト級(-64.5kg)王者で、23年1月のGLORY RIVALS 5にてメキシコのエイブラハム・ヴィダレスと激闘を繰り広げた。左右のフックとローキックの破壊力は抜群で、打ち合いに強いところが持ち味のひとつだ。

メン・ガオフォン
「(意気込みと対戦相手の印象)今回、K-1も日本も初めてなので楽しみです。相手は身体ができていると思いました。動画ではKO率が高い印象ですが、私も出るからには必ず倒して優勝してベルトを持ち帰りたいと思っています。(どんなところを見てほしいか)明日はファンのみなさんに自分のすべてをお見せしたいです。自分はオールラウンダーだと思っていますが、パンチが多彩だと思っています。頭を使う試合の攻防を見てほしいです」

トーマス・アギーレ
「(意気込みと対戦相手の印象)出場の機会を与えてくれてありがとうございます。小さい頃からの夢でしたので楽しみにしていますし、しっかり準備をしてきました。相手は中国でも有名なファイター。でも勝つのは私です。(どんなところを見てほしいか)K-1のチャンピオンになることが夢で、そのために練習を積んできました。その夢を実現できることをお見せしたいです」
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