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「Krush.149」5.20(土)後楽園<インタビュー>大夢「他の3選手とはやってきたことと覚悟が違う。相手はどうこう関係なく、自分のスタイルを突き通せば優勝できると思います」

 5月20日(土)東京・後楽園ホール「Krush.149」の[第2代Krushフライ級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R]で長野翔と対戦する大夢のインタビューを公開!

――昨年9月の初代Krushフライ級王座決定トーナメントでは決勝で大久保琉唯選手に判定負けでベルトに手が届きませんでした。あの時の心境を聞かせてください。

「試合が終わった直後は自分が勝ったと思ったんですけど、改めて映像を見返したら自分の弱い部分が出てしまったな、と。時間が経って、あの試合の時点では相手の方が強かったと思いました」

――何が自分には足りなかったと思いますか?

「最後の手数やったり、自分からの攻撃が足りなかったと思います。トーナメントは最後は(前に)出たもの勝ちやと思っているんで、自分の精神力を磨いてきました」

――トーナメント前にタイでも練習されたそうですね。

「タイには何回か行かせてもらってるんですけど、今回はロンポージムさんというところに行かせてもらって、現地で活躍している選手たちと練習しました。何事も経験やと思っているので、いい経験を積むことができましたね」

――そして今回は第2代王座決定トーナメントへの出場が決まりました。

「シンプルに自分のために(トーナメントを)組んでくれはったんやなって感じでうれしかったです。前回は大久保選手が目立ってたと思うし、2回連続でトーナメントに出るのは僕しかいてないんで、僕のためのトーナメントやと思っています」

――対戦相手の長野翔選手にはどんな印象を持っていますか?

「何試合か映像を見てガツガツ来る印象はあります。ただそのくらいですかね。どの選手も優勝したいと思っていると思うんですけど、その気持ちは自分が一番強いんで、相手はどうこうは関係ないですね。自分がどう戦うかです。自分のスタイルを突き通せば優勝できると思います」

――準決勝では山脇飛翼vs大鹿統毅、どちらが上がってくると予想していますか?

「どちらかが上がってきてもやることは変わらないです」

――記者会見では「他の選手とは覚悟が違う」とコメントしていました。

「それは会見が終わった今も変わらないですね。他の3選手とはやってきたことが違うんで。試合を見てもらったら分かります」

――大夢選手が所属するWIZARDキックボクシングジムは選手・ジムが一丸となって戦っている印象があります。大夢選手がWIZARDに入ったきっかけはなんだったんですか?

「もともと斗麗とは子供の頃から知り合いなんですよ。自分は空手や柔道をチョロっとやってたんですけど、全然続かなくて、逆に斗麗はその頃からキックを一生懸命やってて。それで自分も小学5年生くらいの時にジムに入らせてもらいました」

――選手たちもみんな同世代ですよね。

「そうですね。僕もよく斗麗の弟だと思われて、斗麗・"狂拳"迅・大夢の3兄弟って勘違いされます(笑)」

――確かに勘違いする人は多そうです(笑)。WIZARDの面々は大夢選手にとってどんな存在ですか?

「ジムのみんなは家族でもあり、仲間でもあり、ライバルでもあり……ほんとに特別な関係ですね」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「僕は『これは君のためのトーナメントやで』と言われていると思っているので、ホンマに獲らなあかんと思います。自分の人生を変えるためにベルトを獲ります」
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