「Krush.145」1.21(土)後楽園＜インタビュー＞挑戦者・里見柚己「格闘技が好きだという気持ちと、チャンピオンになりたいという小学生の頃からの夢。自分らしく倒して勝ってベルトを奪います」
――2023年最初の試合で大沢文也選手とのタイトルマッチが決まりました。
「去年ライト級王座決定トーナメントに出て決勝で負けてしまったんですけど、そこから約1年半ぶりくらいに挑戦させてもらえるということで、本当にうれしいです。約3年半前に大沢選手には負けていて、それでも今回挑戦を受けてくれて感謝しています。2023年のK-1 JAPAN GROUPは自分から始まるので、リベンジの気持ちを持って、去年獲れなかったベルトをしっかり獲りにいきます」
――大沢選手とは2019年6月のK-1両国大会で戦っていて、その時は里見選手が延長判定で敗れています。試合が決まった時の心境はいかがでしたか？
「自分は素直にうれしかったです。過去に負けている相手には、絶対に格闘家として、男としてやり返さないといけないと思っていたので。あと去年チャンピオンになると言い続けてあと一歩のところでなれなくて、たくさんの人を裏切っちゃったと思うので、ここでしっかりリベンジをして確実にベルトを奪いに行こうと思います」
――2022年んはK-1のリングで2連勝を収めました。この結果をどう捉えていますか？
「2月に龍華選手と戦って延長判定で勝って、8月の西京選手も判定勝ちで。どちらも自分が勝ったんですけど、この2人とはいずれまた戦うだろうなと思いますし、自分も戦って決着をつけたいと思っています。自分は倒して勝つことを常に心掛けているし、Krush＝壊し合いという意味でも次のタイトルマッチは必ずKO決着にしないといけないと思っています」
――約1年4カ月ぶりにベルトがかかった試合に臨みます。ベルトへの想いを聞かせてください。
「去年（王座決定トーナメント決勝で）負けちゃって本当に悔しくて。自分がライト級、K-1を引っ張っていけるような存在になりたいとずっと言っていたんですけど、あの時点ではそれができなくて。2023年は倒して勝ってKrushのベルトを巻いて、K-1の顔になれる選手だと思ってもらえるようにがんばりたいと思います」
――チャンピオンの大沢選手にはどんな印象を持っていますか？
「上手なのは昔から思っていたんですけど、一度戦った時は何もさせてもらえませんでした。僕も次で30戦目になるのでベテランの方になって来ているとは思っていますが、大沢選手はさらに上のベテラン選手だと思います」
――大沢選手はカード発表記者会見で里見選手のことを高く評価していました。それについてはいかがですか？
「自分は自分が上手い選手だとは思っていなくて。ただひたすら毎日、一日一日を大事に同じ事をずっとやっているので、それの積み重ねが試合に出ていると思っています。あとはたくさんの方に応援してもらっていて、自分が格闘技が好きだという気持ちと、チャンピオンになりたいという小学生の頃からの夢があります。それが日々自分を成長させてくれていると思っています。自分はまだまだ強いとも上手いとも思っていないので、去年の負けから一日も満足した日もないですし、毎日がんばっているので、それを来年1月Krushのタイトルマッチで見せたいと思います」
――前回・前々回は一発で試合の流れを引き寄せる攻撃力を見せましたが、今回はどんな戦い方をしたいですか？
「タイトルマッチなんですけど、自分は何が何でも勝つという気持ちはないです。勝つならKOで勝ちたいですし、負けるなら派手に負けたい。そこはベルトが懸かっていようが普通の試合だろうが変わらないです。直近4試合くらい判定決着で終わっちゃってるので、来年はKO決着から始まってまた前に進みたいです」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「去年逃してしまったベルトへのチャンスをまたいただいたので、しっかり自分らしい試合で倒して勝ちます。2023年はKrushらしい試合をして、自分がベルトを巻いてそこから上に登っていきます」