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「K-1 WORLD GP」12.3(土)大阪<公開練習>ムエタイの超強豪ヨーシラーが早くも来日!全試合KO・トーナメント完全優勝を宣言「黒田斗真のパンチは僕には通用しない。3試合ともK0で終わらせてK-1のベルトを必ずタイに持ち帰ります」

 東京・ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪にて、12月3日(土)エディオンアリーナ大阪で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[初代K-1バンタム級王座決定トーナメント一回戦/3分3R・延長1R]で黒田斗真と対戦するヨーシラー・チョー.ハーパヤックが公開練習を行なった。

 オムノーイスタジアムバンタム級王者の肩書を持ち、60戦以上の戦績を誇るヨーシラー。今回の初代バンタム級王座決定トーナメントに出場する外国人選手のなかでも実力No.1の呼び声も高く、日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者の吉成名高も「日本のファンの方はなじみが薄いかもしれませんが、ヨーシラー選手はめちゃくちゃ強いです」と評する超強豪だ。
 もともとヨーシラーは父親がムエタイ選手だったことでムエタイに興味を持ち、9歳からムエタイの道に進んだ。

「自分が育った地域は電話・テレビのない貧しい場所で、父が昔ムエタイをやっていた影響で自分もムエタイをやりたいなと思いました。小さい頃は父のスパルタで、かなり鍛えられました。オムノーイスタジアムのバンタム級王座になっていて、他には自分が育った東北の地区チャンピオンになりましたし、3chのテレビマッチのトーナメントで優勝しています」

 今回が日本では初ファイトのヨーシラーは「K-1からオファーが来た時はムエタイの代表として参戦できることを嬉しく思いました。K-1はタイでも有名ですし、家族、友達は凄く喜んで応援してくれているので精一杯頑張ります」。
 ムエタイとは違うK-1ルールに関しては「ムエタイ以外のルールで試合をするのは初めてですが、不安はありません。K-1参戦が決まってから、K-1ルールに向けた練習を始めて、国際式(ボクシング)の練習も取り入れました。僕は頭を使って戦うタイプなので、ルールの対応には問題ありません」と続ける。また日本の気候になれるために、大会約2週間前に来日し「日本は寒い時期ですが、身体を慣らすのにちょうどいい時期に来日できたと思います。ウィラサクレック会長のもとで練習して、トーナメントに備えます」と日本で調整を続けて万全な状態に仕上げるつもりだ。

 一回戦でヨーシラーはK-1バンタム級日本最強決定トーナメント優勝・黒田斗真と対戦する。ヨーシラーは「凄く左のパンチが強い印象があります。パンチに関してはスピード、パワーもあると思います」とする一方「警戒はしていますが僕には通用しません」と断言。「他の出場メンバーの映像も見たうえで、一番警戒しないといけない相手は黒田だと思います。(ムエタイで実績がある石井一成は?)彼もスピード・パワーのある選手だと思いましたが、一回戦を突破さえすれば大丈夫でしょう」と一回戦突破が優勝するための重要なポイントだと考えている。
 ヨーシラーがトーナメントを優勝すればゲーオ、ゴンナパー、パヤ―フォンに続くタイ人として4人目のK-1王者になる。「K-1でチャンピオンになればタイでも有名になってチャンスが広がるので絶対にチャンピオンになりたいです。僕がチャンピオンになれば、タイでもK-1をやりたいと思う選手は増えるので影響力を与えたいですね。3試合ともK0で終わらせてK-1のベルトを必ずタイに持ち帰ります」とK-1王者奪取を固く誓う。

 K-1王座獲得後には「現在ラジャダムナンスタジアムでランキング入りしているのでラジャダムナンでチャンピオンになることはもちろん、ルンピニースタジアムでもベルトを狙います」とムエタイ二大殿堂スタジアム統一王者も目標に掲げた。ムエタイのなかでも層が厚い軽量級において、一時は16連勝・約3年間無敗という圧倒的な強さを見せていたヨーシラー。初代バンタム級王者としてK-1の歴史に名を刻むことになるか?
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