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「Krush.163」7.27(土)後楽園<インタビュー>悠斗「この世界ってハイリスク・ハイリターンじゃないですか。そこに全部懸けてやってますから。ベルトも失って、いろいろ言われましたけど、僕は1回も負けてカッコ悪いなんて思ったことはないんで」



727日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.163」の[Krushフライ級/33R・延長1R]に出場する悠斗選手のインタビューを公開! 
 
 
 
 
──1月のタイトルマッチの結果には、正直「まさか!」と思いました。ご自身はあの結果を受けてどう思われましたか?
 
悠斗 今となったら、「なるべくしてなったのかな」と思いますけどね。力みすぎてしまったというのが一番で。プライベートでもいろいろあって、けっこう頑張ってたんですけど……今思い返すとケガとかもあったり、力むことによって本来の自分のスタイルというか動きが出せなかったというのがあったり。今になると、それがよく分かるという感じですね。
 
──今回は再起戦になりますが、そこからどう立て直していったんでしょうか。
 
悠斗 けっこう大変でしたね。もともと感じていた年齢的な壁もあったりして。綺麗事じゃなく、31歳になって、今までと同じハードな練習をしていたら、朝起きた時に回復してないわけですよ。ちょうどその壁にぶつかってたタイミングだったのかなというのもあって。それで練習の内容はけっこう修正しました。
 
──どんな感じに変えたんですか?
 
悠斗 まず量をガッツリ減らしました。分かりやすいところでは、今までは31Rの後のインターバルを30秒から1分にしたり。それが一番大きく変わったように感じますね。
 
──今の自分に合った練習に変えたということですか。
 
悠斗 そうですね。そうすることによってもともとあったけっこう大きなケガもよくなりましたし、あと、5月に離婚したんですよ(笑)。
 
──そうなんですか……。
 
悠斗 1月の試合の前にいろいろあったというのもそれで、だいぶゴチャゴチャっとしてて(笑)。そういうのもあって、けっこういろいろ変わりましたね。それで4月の頭にXで「そろそろ行けます」と書いたら安尾選手が「やりましょう」って名乗りを上げてくれて。最初は「誰だよ?」と思ったんですけど、ちゃんと見たらDEEPKICKのチャンピオンだし、すごく面白い試合をしていたので、やりたいなと思って。「やろうぜ、チャンプ」という感じで決まりました。
 
──安尾選手についてはどういう印象を持ちましたか?
 
悠斗 若くてイケイケで、まだキャリアは7戦しかないんですよね。勢いのある選手なんだなと思いました。全ての面で警戒はしてますけど、格闘家としてはいろんなレベルがまだそんなに高くないのかなという印象です。
 
──そういう相手に、自分としてはどういう試合をしたいですか?
 
悠斗 今回いろいろ変えて、自分のターニングポイントになる試合なんですよね。だからやっぱり相手がどうというよりは、40戦やっててもまだまだ新しいことばっかりなので、自分と向き合うためにやってるところもあって。今回の出来次第では自分の進退が出てくるかもしれないし。圧倒的に勝ちたいというのはありますけどね。
 
──またリングに戻ってくるにあたって、Krush王座の奪回だったり、大夢選手へのリベンジだったりは視野に入れていますか?
 
悠斗 うーん……別に、やったら普通に勝てるとは思ってるんですけど……誰も僕の気持ちなんかわかんないと思いますよ。
 
──というと?
 
悠斗 Krush2戦で、大夢選手に勝ってる大鹿統毅選手も倒してますし、自分にはそのポテンシャルがあると思ってます。実際、前回の試合までに連勝していて、このまま高めていけば普通に勝てるという気持ちはあるんですよ。ただ、フライ級というこの階級では、いくら派手に勝ったとしても跳ねないなという、“大人の自分”として限界を感じてる部分もあったんですよ。やるからにはスターになりたいんですよね、やっぱり。スターになるために自分の人生を切り売りして頑張ってきて、格闘技の酸いも甘いも分かっちゃってるし、自分としては格闘技はやり切っちゃってるんで。あとは、「どれだけ……」って感じですよね(笑)。
 
──……。
 
悠斗 このへんの感覚は、誰にも分かんないと思いますけどね。Krushもムエタイもボクシングもベルト獲って、誰もやったことのないことをやってるんですけど、自分の中ではまだ闇の中でもがいてるような感覚があって。
 
──ただ、Krush参戦から2試合のKOは、階級を超えた衝撃があったのは事実だと思いますよ。
 
悠斗 そうですよね(笑)。だから難しいんですよ。前回負けた自分への情けなさもありますし……こう見えて真面目なんですよ、僕(笑)。だから期待に応えなきゃ、応えなきゃと思って力みすぎたところもありますし、今は逆にこれがちょうどいいのかなとも思ってます。だけど、求められてるものも分かりますし、あれが続けばフライ級の何かが変わる、それができるのは俺しかないと思ってやってますよね。だから、大夢選手との再戦よりは、K-1でチャンピオンになるという方が一番のモチベーションになってるかな。
 
──そのための、改めての第一歩となる試合ですね。
 
悠斗 はい、そういう気持ちです。レベルは以前とは全く違いますし。スパーリングやミットの動画を見返しても、レベルが上がってるのが分かるので。やっぱりトップのアスリートたちを見ても、30代から練習を変えている人は伸びていきますよね。20代や10代と同じ練習量をやってる人は壊れていっている。自分は確実に強くなってます。実戦練習でも倒したりしてますし。
 
──悠斗選手の再起を楽しみにしているファンも多いと思いますし、あの敗北からどう戻ってくるのかが気になる人も多いと思います。
 
悠斗 そこが一番見せたいことかもしれないですね。この世界ってハイリスク・ハイリターンじゃないですか。僕は真面目なので、そこに全部懸けてやってますから。全部失ってベルトも失って、家族からも離れて、いろいろ言われましたけど、僕は1回も負けてカッコ悪いなんて思ったことはないんで。いろいろ言うヤツは「じゃあお前らやってみろよ」って話なんで。
 
──では最後に、改めてこの試合への“決意”を教えていただけますか?
 
悠斗 僕は何回も立ち上がってきたので、また立ち上がる姿を見てくださいというところですね。
 

──分かりました。ありがとうございました!
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