「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜<インタビュー>アダム・ブアフフ「武尊が返上したK-1のベルトは俺がいただく。そしていつの日か武尊との試合を実現させたい」
――今回の試合が決まった時の心境を教えて下さい。
「試合が決まった報告を聞いて、より一層モチベーションが上がったよ」
――2年前に武尊選手とのK-1&ISKAのダブルタイトルマッチが流れたとき、どんな心境でしたか?
「あのダブルタイトルではコーチでもある自分の父と最高の状態に仕上げていたので、日本に行くことが出来なくなったと聞いたときは本当にがっかりした。 その時の悔しさを今回のトーナメントにぶつけたいと思っている」
――武尊戦が流れてから試合はやっていないのですか?
「そうだね。コロナのパンデミックのせいで国境が閉鎖となり、試合をする機会も奪われてしまった。ただトップファイターとしてのコンディションを維持するため、トレーニングとスパーリングは毎日欠かさなかったよ」
「選手としての彼にはもちろんリスペクトしているが、勝つのは俺だ。彼をKOで倒す」
――大岩選手はタフでパワーがある選手ですが、それについてどう思いますか?
「タフでパワーがあるから勝てるというわけではない」
――彼は武尊選手の盟友で、武尊選手もセコンドにつくと思います。そこは意識していますか?
「武尊がセコンドにつくということは自分にとっては2人を相手にするようなものだ。より一層モチベーションが上がるよ」
――日本のファンは打ち合いになると予想していますが、どんな試合をして勝ちたいですか?
「激しい試合になる事は間違いないが、勝利に対しての気持ちは自分の方が上だ」
――準決勝・決勝に勝ち上がってくると予想している相手、戦いたい相手は誰ですか?
「自分自身が準決勝、決勝に進むことしか考えていない。相手が誰になろうと重要なのは自分がこのトーナメントに優勝しベルトを巻くことだ」
――K-1チャンピオンになることにはどんな思い入れがありますか?
「K-1チャンピオンになることは、自分が子供のころからの夢だ。そのベルトをかけて今回の世界トーナメントで戦えることはとても光栄だし、必ず勝ってK-1のベルトを腰に巻く。自分にはその実力があると思っている」
――このベルトは武尊選手が返上したベルトです。武尊選手の存在は意識していますか?
「武尊が返上したベルトだということは知っている。今回そのベルトを俺がいただく。そして、いつの日か武尊との試合を実現させたいと思う」
――これからK-1や日本で戦うことの目標は?
「ハイレベルなトーナメントを制し、モロッコ人として初めての栄光を手にする」
――日本のファンへのメッセージをお願いします。
「小さい頃から日本の文化、教育、人々に興味を持っていた。そんな日本のファンにもモロッコ選手のK-1ベルトにかける熱い想いと戦いを是非見てほしい」