プレリミナリーファイトの最後は、川越亮彦と中野大輝が激突する。川越は第26回K-1アマチュア チャレンジAクラス -70kg優勝があり、ここまで12戦3勝8敗1分。対する中野は、伝統派空手で数々の入賞歴があり20年にはナショナルチームに選ばれ、日の丸を背負って世界と戦ってきた。今回は初のK-1参戦で、どんな試合を見せるか注目が集まる。
1R、サウスポー構えの中野は、周りながら右フック。川越は距離を詰めていくも、中野の右フックをヒット。バランスを崩す川越。左右フックを連打する中野。川越はこれを耐えて、右の蹴りを放っていく。中野は周りながら、パンチをボディと顔面へ打ち分ける。中野は一発決めるも、圧をかけていたのは川越か。
2R、川越は圧をかけて右の蹴りでダメージを与えていく。中野は左右に動き、フックからハイキックを仕掛ける。川越は距離を詰めながら右の蹴りをボディへ。中野は下がってしまう。さらに中野はサイドキック、前蹴りも川越の勢いを止められない。川越は右の蹴りを入れるも、決定打は与えられず。ラウンドの最後は、中野が左右のフックで反撃する場面があった。
3R、川越は前へ出る。中野はカウンターのパンチも、下がらせることはできず。だが中野は、その中でも右のパンチを決めるシーンがあった。川越は前へ出るも、なかなか決定打を与えることができない。フットワークで左右に回る中野。距離を詰める川越。この攻防が続き、勝負は判定となる。3-0で中野が勝利した。