ターザンは、幼少時から陸上競技に取り組む身体能力が高いアスリート。12歳からは体操も行いフィジカルを高めると、キックボクシングを始めてわずか数年でEnfusion(エンフュージョン)世界ライトヘビー級とクルーザー級の2階級を制覇した。24年7月には日本で行われた「LEGEND vol.1」に出場し遊笑からKO勝ち。K-1初参戦となった24年12月は、RUIをわずか27秒でKOした。
ブディオは、K-1に多数のブラジル人ファイターを送り込むブラジリアンタイの重量級戦士。ブラジルの日本を股にかけて活躍し、過去にホーストカップのリングでK-1無差別級トーナメント準優勝・谷川聖哉をKOした実績を残している。2022年12月にK-1初参戦を果たすとシナ・カリミアンと対戦も1Rに強烈なパンチでダウンを奪ってKO寸前まで追い込んだものの、2Rに後頭部へのパンチを放ってしまい、反則負け。23年7月のK-1ではクルーザー級で星龍之介と対戦し、開始直後から猛ラッシュを仕掛けてマットに沈めた。
1R、ターザンは構えをスイッチしながら、ローキックを放っていく。ブディオの強烈な右が飛んで来る。ターザンが右、左を被弾する。ブディオの右、左のパンチ。ターザンはハイキック、左フックを放つ。ターザンは左ストレートでダウンを奪う。これでターザンがKO勝ちとなった。
KO勝ちしたターザンは「もしもーし、アーアアー、体調が悪くて本調子ではなかったんだけど、いい試合が見せれてよかった」と叫んだ。