K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント準決勝で松谷とマフィアが激突。
松谷は、19年6月にプロデビュー。22年6月に「K-1 RING OF VENUS」の初代K-1女子アトム級王座決定トーナメントにエントリーするも準決勝で菅原美優に敗れて、プロ初黒星。23年7月に元K-1女子アトム級王者パヤーフォン・SWタワンを延長判定の末に撃破。11月に奥脇奈々を下して第4代Krush女子アトム級王者に。24年7月は韓国のチョン・ユジョンを判定で下し、11月にガブリエル・デ・ラモスをKOした。
マフィアは、変幻自在の戦い方ができる器用なファイターで、スピードを活かしたステップワークからの的確な前蹴り、相手のボディをえぐるような鋭角なヒザ蹴りで苦しめたかと思えば、アグレッシブに前へ出てパンチで追い込む戦いを見せているムエタイの才女。42勝(3KO) 4敗 1分と勝率も高く、あとはK-1ルールに順応できればK-1女子アトム級王座を奪う可能性は十分にありそうだ。
1R、松谷が圧をかけるも、マフィアは前蹴りで突き放す。マフィアは左右のフックも、松谷はヒザ蹴りで迎え撃つ。マフィアは左フック、前蹴り。松谷はなかなか自分のペースに持ち込めないが、左のパンチでアゴを跳ね上げる。マフィアはパンチからローキック。松谷は前蹴りで転倒させる。松谷は左でダウンを奪い、マフィアが立ち上がったところでラウンド終了。
2R、松谷は前蹴りから接近してのパンチを狙う。マフィアも左フックを返す。組み付くマフィア。松谷は前蹴りも、マフィアは反応してクリンチへ。松谷は左のパンチも、ここはマフィアがガード。マフィアのハイキックが松谷のアゴ先に入る場面もあった。松谷は左ハイキックを放つが、これは空振り。マフィアはクリンチでパンチを封じる。
3R、KOしたい松谷は、前へ出て倒しに行く。右目の上が赤く腫れる松谷。マフィアの左フック、ミドルキックが襲い掛かる。松谷はボディ打ち、ミドルから顔面を狙うもクリンチに逃げられる。ホールディングスで警告を与えられたマフィア。松谷はパンチの強打も、倒し切れずに判定へ。3-0で松谷が勝利し、決勝へ駒を進めた。