K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント・リザーブファイトで、大西とユジョンがマッチアップ。
大西は、九州のプロキックボクシング団体KPKBで活躍し、2024年5月のKrushでKグループに初参戦。aimi-をKOしてインパクトを残した。12月のKrushでは末松晄に判定負けも、バチバチの打ち合いを見せて会場を盛り上げた。25年2月のK-1で開催されるK-1女子アトム級トーナメントは、早くから参戦をアピールしてのリザーブマッチ登場となる。
ユジョンは、24年7月にK-1へ初参戦して、第4代Krush女子アトム級王者の松谷綺と対戦。判定負けを喫したものの、アグレッシブに攻めるファイトスタイルで会場を盛り上げて印象を残した。松谷へのリベンジとともにK-1王座を狙う。
1R、サウスポー構えの大西は左ハイキックで牽制。ユジョンは圧をかけながらローキックを放っていく。ユジョンのパンチに、大西がパンチのカウンターをヒットさせる。大西はローキックも、ユジョンが右のパンチを合わせる。ユジョンが前へ出るも、左右に動く大西。大西は距離を潰してのローキックが目立った。
2R、大西は前蹴りを放ち、左右に回り込む。ユジョンは右のパンチで飛び込むも、大西を掴み切れない印象。大西は動きながら左のパンチを入れていく。ユジョンは右フックも、大西は動いてかわす。近い距離で大西はローキックと、変幻自在に攻め込んだ。
3R、大西は左の蹴り。ユジョンは組んでのヒザ蹴りも注意が与えられる。クリンチの攻防が目立つ。大西は鋭いジャブをついて、左右に動く。ユジョン突進も、大西はサークリングでかわす。動きが止まってきたユジョンに、大西が左ハイキック。大西はステップでかわし、ユジョンのパンチの空振りを誘う。判定となり、3-0で大西が勝利した。