シルバは、MMA団体の『SFT』のSFT COMBAT-70kg王者。ブラジルの“灼熱のビッグモスキート”と呼ばれ、キックとMMAの二刀流ファイター。身長190cmとこの階級では高くリーチがあり、蹴りとパンチのバランスに長けている。24年3月にK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦では璃久からダウンを奪いTKO勝ち。7月のK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント準々決勝ではダリル・フェルドンクと壮絶な打ち合いの末に勝利も準決勝はストーヤン・コプリヴレンスキーに敗れ、3位入賞となった。10月のジョーダン・ピケオー戦は延長判定で敗退。
小田は、フルコンタクト空手出身で“マッスルタンク”のニックネーム通りのムキムキボディの持ち主。Krushには23年2月の夜叉猿戦で初参戦し、判定勝利。24年5月は第5代Krushスーパー・ウェルター級トーナメント準決勝で森田奈男樹をKOし、8月の決勝で璃久を破って同級王座を獲得した。24年10月はストーヤン・コプリヴレンスキーからダウンを奪うも、延長で判定負けとなった。
1R、デングは右ローキック、右のパンチを放つ。さらにミドルキックを決めていくデング。小田は距離を見つつローキック。そしてスイッチしながらのローキックを放っていく。デングの右のパンチが入る。デングは小田と同じようにスイッチして幻惑させる。デングの右の打ち下ろしのパンチ、ミドルキックがヒット。小田は右のパンチも届かず。小田がバックキックを放ったところでラウンド終了。
2R、小田はミドルキックをヒットして、右のパンチも届かず。デングはヒザ蹴り、ハイキックを蹴る。小田の右のパンチが浅くヒットする。小田は三日月蹴りでボディを狙う。デングは前蹴り、小田はインローで崩しにかかる。パンチ連打の小田にデングが右を合わせに行く。デングが右のパンチでダウンを奪う。立ち上がった小田に、デングは飛びヒザ蹴りでKOを狙う。小田は飛び後ろ廻し蹴りも頭の上に。
3R、小田は前へ出てパンチを狙うも、デングはヒザ蹴り、右のパンチで迎え撃つ。小田の右が入り、デングがバランスを崩すシーンも。小田は接近してのパンチを打ちたいが、デングは前蹴りのカウンター。デングのヒザ蹴りに小田はパンチを合わせるも、これは当たらず。小田は三日月蹴り、接近してのパンチも封じられる。小田は左フックを合わせるも、あと少し届かず。判定となり、3-0でデングが勝利を収めた。