1R、城戸はサウスポーで構えロープ・コーナーを背にする。アラゾフはこれに対し構えを左右にスイッチしながら城戸に迫る。ハイキック、後ろ回し蹴りを放つアラゾフだが、城戸はクリーンヒットを与えない。城戸は左ハイから左ストレートを振るうが、アラゾフも見えており当てさせない。アラゾフは突如跳び上がってジャンピングハイキックを見舞うが、空振りとなりマットに落下。これまでの試合よりやり辛そうにしていたアラゾフだが、ラウンド終盤、城戸に接近した場面で左ショートストレートを打ち込みダウンを奪って初回を終える。
2R、後ろ回し蹴りを見せるアラゾフだが、コーナーを背にした城戸はアラゾフをよく見ていたか、サウスポーからの左ストレートで打ち抜きダウンを奪う。
立ち上がったアラゾフに城戸は再度のダウンを狙って向かうが、アラゾフは逆に首に手を引っ掛けて城戸の体勢を崩してヒザを突き上げる。バランスを崩した城戸だがすぐに立ち、これはダウンとならず。城戸は跳び上がって攻撃をしかけんとするが、アラゾフの前蹴りで打ち落とされてしまう。
城戸に左ストレートでダウンを奪われたため、アラゾフも慎重になり出ていかない。
3R、城戸はサウスポーに構え再びストレートでカウンターを狙っているか。左ハイを放ってアラゾフを脅かす。そして左ローの後で跳びヒザを放つが、この後でアラゾフがサウスポーから放った左ストレートが打ち抜きダウンを喫してしまう。
アラゾフは左インローの後でバックブローを放つが、これはヒジが当たってしまいレフェリーから注意が出される。城戸は前に出て左ストレート、右フックを振るうが、アラゾフの右ストレートに腰砕けとなり2度目のダウンとなってしまう。
ラウンド最後、挽回に向かった城戸は跳び上がるが、再びアラゾフに前蹴りで打ち落とされる。城戸はバックブローを放ち、持てる技を全て出して向かうが、逆にアラゾフにバックブローを浴びてしまう。
判定は28-25、28-25、28-25の3-0でアラゾフ。第2代スーパー・ウェルター級王者に輝いた。
アラゾフのマイク
「応援ありがとうございました。素晴らしいファイトを見せることができました。今日は僕の日となり優勝することができました。またここに戻ってきます」