1R、日菜太は左の蹴りをミドル、ローと飛ばしていく。ピケオーはこれに右のミドルを返す。日菜太は先手で左ミドルを放ち、左ストレートを伸ばしてヒット。だが、ピケオーも日菜太の蹴りの切れ間を見て右ストレートで出てくる。ピケオーはラウンド後半プレッシャーを増し、左フック・右ストレートと倒しに来る。日菜太はクリンチでこれを押さえるが、右ストレートを被弾する場面も見られる。
2R、ピケオーは蹴りの距離を潰すためか前に出て右ストレートを浴びせる。日菜太は左ミドル、左ローと放つ。ピケオーは前に出て組みついてしまうため、レフェリーから口頭注意を与えられる。
ピケオーは日菜太の蹴りで止まらず、距離を詰めて右のショートストレート。このショートストレートは日菜太に蹴りにくくさせる狙いがあるか。ピケオーの前進をクリンチで止めてしまい、今度は日菜太に注意が出される。
日菜太も右フック、左ストレートで応戦するが、ピケオーの圧力が利いてきて、ショートの右ストレート、左フックと浴びる。
3R、日菜太は左ローを入れていき、ピケオーに嫌がらせる。そこからさらに追っていくが、ピケオーはそのローに右フック、右ストレートを合わせる。攻勢を取り戻したピケオーは距離を詰め右ストレート、左フックを浴びせるが、日菜太もそこへ左ローキックを打ち込む。
しかし日菜太はローのヒットで顔が下向きになっていたか、ピケオーはそこへ跳びヒザを放ってダウンを奪取。最後に決定的な場面を作って試合を終える。
判定は29-28、30-28、30-27の3-0でピケオー。アラゾフの待つ準決勝に進んだ。