大久保琉唯、MMAファイター竹見浩史郎を挑発「JTTのボスみたいに俺がのばす」=2.9K-1MAX前日計量&会見
6名の詳細と会見コメントは以下の通り。
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
vs
竹見浩史郎(JAPAN TOP TEAM)
大久保は、22年2月にプロデビュー。6月の「THE MATCH 2022」では那須川天心の弟・龍心に勝利。9月は初代Krushフライ級王座決定トーナメントを制し、プロ4戦目にして王座に就いた。24年7月は-55kg世界最強決定トーナメント一回戦でジャオ・ジェンドンを破り、3連勝。9月はK-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント準決勝で玖村将史から判定勝ち、決勝は金子晃大にKO負けを喫して準優勝となった。24年12月の璃明武戦は判定勝ちを収めた。
竹見は、朝倉未来のJAPAN TOP TEAM(JTT)所属で、ボクシングをバックボーンに持つMMAファイター。東海大学付属熊本星翔高校、法政大学のボクシング部で活躍後、MMAの世界へ。24年5月にアクトシティ浜松で行われた『DEEP CAGE IMPACT 2024 in HAMAMATSU』では青田剛(KO GYM)からTKO勝ちを収めプロデビューを勝利で飾った。9月の『DEEP TOKYO IMPACT 4th 2024』ではアマチュアSPルールで松井優磨に一本負け。初のK-1ルール挑戦で、いきなり大久保琉唯と対戦する。
■大久保琉唯のコメント
――意気込みを。
「急遽試合が決まって。でもこの日のために、しっかり身体を作ってきましたし、明日倒すのが楽しみです」
――相手の印象。
「身体の絞まりが甘いという感じです」
――今回、58kgの契約体重になりました。過去最重量の試合になると思いますが、いかがでしょうか?
「2年ちょっと前の51kgから始まって、58kgというと3階級くらい上になりますが、それに伴って練習量を増やしていますし、身体も作ってきました。心配はないです」
――K-1番外地、K-1ファン以外も注目する可能性があります。
「倒すとかKOとか、ありきたりの答えじゃなく、JTTのボス(朝倉未来)みたいに俺がのばしてやろうかなと思っています」
■竹見浩史郎のコメント
――意気込みを。
「パンチでKOします」
――相手の印象。
「とくに何も感じなかったです」
――身体の絞りが甘いと言われています。
「反論はないですね。肉体改造をがんばります」
――K-1に出ることで周囲の反応は?
「ビックリはされました」
――明日のセコンドは?
「小倉(將裕)さん、佐々木(由大)さん、山崎(秀晃)さんです」
――JTTのボスの朝倉未来さんは?
「来ないとは思いますが、見ているはずです」
ティアン・ターザン(オランダ/Luc Verheije Fight Club)
vs
カルロス・ブディオ(ブラジル/ブラジリアンタイ)
ターザンは、幼少時から陸上競技に取り組む身体能力が高いアスリート。12歳からは体操も行いフィジカルを高めると、キックボクシングを始めてわずか数年でEnfusion(エンフュージョン)世界ライトヘビー級とクルーザー級の2階級を制覇した。24年7月には日本で行われた「LEGEND vol.1」に出場し遊笑からKO勝ち。K-1初参戦となった24年12月は、RUIをわずか27秒でKOした。
ブディオは、K-1に多数のブラジル人ファイターを送り込むブラジリアンタイの重量級戦士。ブラジルの日本を股にかけて活躍し、過去にホーストカップのリングでK-1無差別級トーナメント準優勝・谷川聖哉をKOした実績を残している。2022年12月にK-1初参戦を果たすとシナ・カリミアンと対戦も1Rに強烈なパンチでダウンを奪ってKO寸前まで追い込んだものの、2Rに後頭部へのパンチを放ってしまい、反則負け。23年7月のK-1ではクルーザー級で星龍之介と対戦し、開始直後から猛ラッシュを仕掛けてマットに沈めた。
■ティアン・ターザンのコメント
――意気込みを。
「もしもーし!今回、早めに来日して数日は熱を出していたけど、今はとてもいいコンディションだ」
――相手の印象。
「相手はKOのパワーがある。パンチがあるので気を付ける。相手はヘビー級で戦ってきたけど、俺も180kgくらいの相手をKOしている。俺がKOする」
――相手は強豪になったが、どんな試合になるか?
「ハードパンチャーだけど、それが当たらないと意味がない。スピードがあるので、それをかわす自信がある。パンチの打ち合いになっても、自分のパンチを先に当てる。ただ、何が起こってもおかしくない危険な階級。相手は分析したので、ミスが多く粗い選手。ミスを誘うよ」
■カルロス・ブディオのコメント
――意気込みを。
「K-1でまた戦うことが嬉しい。みなさんのために試合を盛り上げます」
――相手の印象。
「相手は強い、スーパーチャンピオン。相手の壁になります。私がこの階級で一番強いと思っています。必ずKOします」
――ターザン選手はかなりの強豪ですが、どんな試合を見せられるか?
「無敗だけど、勝てない選手ではないことを証明する。パンチだけではなく打撃全体を見せる」
松倉信太郎(team VASILEUS/K-1 WORLD GPミドル級王者)
vs
パク・チュンイル(韓国)
松倉は、旧K-1時代から活躍。22年にK-1へ復帰。4月にジュリオ・セザール・モリから勝利。9月は神保克哉と対戦しKO負けも激闘を繰り広げた。23年6月はK-1初代ミドル級王座決定トーナメント一回戦でヴィニシウス・ディオニツィオをKOし、準決勝でムスタファ・ハイダから勝利。決勝ではハッサン・トイの左フックでKO負け。12月に王者ハッサン・トイとダイレクトリマッチを行い、延長判定勝ちで第2代K-1 WORLD GPミドル級王者となった。24年7月は王者となった初戦でアレクサンドル・アマリティから判定勝利を収めた。
チュンイルは、脱北ファイターとして有名で折れない心と強靭な肉体を持つKBAライトヘビー級(-80kg)王者。キックボクシング8戦7勝1敗のキャリアがあり、素手で殴り合うベアナックルボクシングに出場し、ビンタだけで勝敗を競い合うスラップファイトにも参加する異色のファイターだ。素手ボクシングに挑戦するだけあり、その気持ちの強さは本物。一撃で相手を倒すタイプではないが、打ち合いにはめっぽう強い。その意味でも、Kのリングに向いているのかもしれない。
■松倉信太郎のコメント
――相手の印象。
「相手は、試合前とか煽り映像見て対面してみて、今はちょっと悪いことがカッコいいという風潮があるように感じますけど、マジで世界は生きるか死ぬかという厳しい環境にいる人もいるなと思いました。格闘技では僕の方が実績があるかもしれませんが、人間としては凄いところを潜り抜けているので、油断せず、緊張感を持って倒しに行きたい」
――バシレウスジムの仲間が大勝負をしますが、どんな覚悟で戦うのか。
「日々格闘技の練習を上達するためにやっていて感じるのは、究極は思い切り殴るのが正解だと思っています。そうしたことを忘れることもあるので、純粋に憧れたK-1のリングで緊張感のある楽しい試合をしたいです」
――相手は、勝ったらベルトがほしいと言っていたことについて。
「タイトルマッチではないので、あげませんけど(笑)。負けないので、勝ってからまた言ってきてください」
■パク・チュンイルのコメント
――意気込みを。
「今回、初めて日本で試合をするのは楽しみです」
――相手の印象。
「強いという印象があったけど、勝てるのではという感じもしました。もし自分が勝ったら、チャンピオンベルトを持って帰っても大丈夫ですよね?」
――脱北という凄絶な人生を送ってきたと聞きました。リング上の戦いとの違いは?
「今まで凄絶とは思っていませんが、今回は北朝鮮から韓国へ渡ってきた経験を活かして一生懸命、反骨精神で練習をしてきました。今回、勝ったらベルトをください」