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小田尋久、MAXの巨人シルバの肉体を批判!「あのマッスルでは自分のマッスルタンクには適わない」=2.9K-1MAX前日計量&会見

 2月8日(土)都内にて、明日に開催を控えた『K-1 WORLD MAX 2025』(2月9日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の公開計量と前日記者会見が行なわれ、4部構成の1部ではスーパー・ウェルター級(-70kg)の4試合に出場する7名が登壇した(デング・シルバは再計量のため欠席)。

 7名の詳細と会見コメントは以下の通り。
[第15試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R]

ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)
vs
ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム)

 フェルドンクは“美しい人狼”と呼ばれているオランダの強豪ファイター。ヨーロッパのキックボクシング団体『Enfusion』の元ライト級(-70kg)王者。左フックが強く、パンチの回転の速さで相手のガードを弾くパワーが持ち味。24年3月のK-1初参戦ではK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦で、和島大海をKOしてサプライズを起こした。続く7月の準々決勝はデング・シルバに判定負けも10月にゾーラ・アカピャンから判定勝ち。

 ジョムトーンは、14歳でラジャダムナンスタジアムのバンタム級王者となり、同スタジアムで4階級制覇。WBCムエタイの世界王座も3階級制覇するなど、数々のタイトルを獲得したレジェンド。プロボクシングに挑戦しOPBF東洋太平洋王座を獲得。内山高志が保持していたWBA世界スーパー・フェザー級王座にも挑戦した。22年9月にK-1初参戦しアビラル・ヒマラヤン・チーターをハイキックでKO。12月に森田奈男樹をパンチでマットに沈め、23年3月は和島大海にKO負けも、7月にKrushウェルター級王者の寧仁太・アリから判定勝利を収めた。12月は松岡力に判定負けとなった。

■ダリル・フェルドンクのコメント

――意気込みを。

「K-1に戻って来れて嬉しい。K-1、そして日本は第二の故郷です」

――相手の印象。

「ジョムトーンはとても経験のある選手ですが、世代交代を見せつけたいと思います」

■ジョムトーン・ストライカージムのコメント

――意気込みを。

「もう一度参戦できることを嬉しく思っています。特別に思うところはない。自分の試合を楽しみにしてください」

――相手の印象。

「相手は、とくに感じるものはない。長い間、戦ってきているので全力を尽くすだけです」

――直近の試合と結果を教えてください。

「3カ月前、負けてしまいましたが中国で試合をしました」
[第14試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R]

モハメド・ブタザ(オランダ/Southpaw Gym)
vs
璃久(HIGHSPEED GYM)

 ブタザは、元Enfusionスーパーフェザー級(-67kg)世界王者で、22年からONEで活躍。同年5月にはダビッド・キリアから勝利して注目を集め、シッティチャイ、モハメド・シアサラニに敗北もフルカン・カラバフ、ドミトリー・チャンゲリア、ジェームズ・コンデを破り3連勝と本来の実力を発揮している。24年12月にシュートボクシングで海人の相手に浮上するも、ケガで流れてしまった。ファン待望のトップクラスのファイターが、K-1のリングに上がる。

 璃久(りく)は、投げ技・立ち関節技有りの打撃格闘技シュートボクシング(SB)で実績をあげ、2023年7月のKrushでK-1グループに初参戦。空手出身の森田奈男樹と対戦して、2Rに右フックでKO勝ち。12月にK-1へ初参戦し、アビラル・ヒマラヤン・チーターから判定勝利。24年3月にK-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦でデング・シルバと対戦もTKO負け。仕切り直しとなった5月のKrushでは藤村大輔から判定勝ちも8月は小田尋久に敗北。11月のKrush名古屋大会では匡志YAMATOから勝利した。

■モハメド・ブタザのコメント

――意気込みを。

「こんにちは、日本。美しい日本に来れて、嬉しいです。歴史のあるK-1に上がるのが嬉しいです。今回は、新世代の凄いところを見せたい。相手も若い選手同士なので、若い獅子同士の激しい試合、スピードを楽しんでください。今回K-1ルール用に練習してきました」

――K-1への思い、MAX世界大会に出たいか?

「自分にとってK-1は戦いたい場所でした。その中でも強い選手が集まっている階級なので、自分が世界トップを証明できると思っています。もちろん世界トーナメントがあれば出たいです」

■璃久のコメント

――意気込みを。

「計量を遅刻してすみません。明日は意気込みはとくにないんですけど、SNSを見たらいろいろなK-1チャンピオンが抜けていって、憧れのファイターが辞めていって。何か理由があると思うし、でも残されたファイターたちがどうにかせなあかん。だから魅せる試合を、もっとK-1面白いな、璃久面白いなとしていかないといけない」

――相手の印象。

「みんなの言う通り、イケメンですね。こんなイケメン当てて、宮田プロデューサーさん嫌いや!」

――MAXの門番として強豪との戦い、どんな試合になりそうですか?

「相手も気合い入っていると思うし、自分も気合いが入っている。倒さな勝てないと思うし、下馬評では負けているので引っくり返そうとは思っています。なんで、それを当ててくる宮田プロデューサーが嫌いです」
[第13試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R]

デング・シルバ(ブラジル)
vs
小田尋久(TEAM3K)

 シルバは、MMA団体の『SFT』のSFT COMBAT-70kg王者。ブラジルの“灼熱のビッグモスキート”と呼ばれ、キックとMMAの二刀流ファイター。身長190cmとこの階級では高くリーチがあり、蹴りとパンチのバランスに長けている。24年3月にK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦では璃久からダウンを奪いTKO勝ち。7月のK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント準々決勝ではダリル・フェルドンクと壮絶な打ち合いの末に勝利も準決勝はストーヤン・コプリヴレンスキーに敗れ、3位入賞となった。10月のジョーダン・ピケオー戦は延長判定で敗退。

 小田は、フルコンタクト空手出身で“マッスルタンク”のニックネーム通りのムキムキボディの持ち主。Krushには23年2月の夜叉猿戦で初参戦し、判定勝利。24年5月は第5代Krushスーパー・ウェルター級トーナメント準決勝で森田奈男樹をKOし、8月の決勝で璃久を破って同級王座を獲得した。24年10月はストーヤン・コプリヴレンスキーからダウンを奪うも、延長で判定負けとなった。

■小田尋久のコメント ※デング・シルバは会見欠席

――意気込みを。

「2025年一発目仕上げ来たので、明日はマッスルタンクを見せたい」

――相手の印象。

「対面できていないので、身長差があって面白い試合になると思います」

――シルバ選手とは身長差が17cm、パンチは届きますか?

「届きそうかではなく、当てます」

――シルバ選手の筋肉を見て、どんな評価か?

「ちょっと足らなかったですね。再計量の時、ちょっと肉体を見たんですけど、あのマッスルでは自分のマッスルタンクに適わないですね」
[第12試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R]

アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場)
vs
白須康仁(PROTAGONIST)

 アビラルは、前体制のK-1に参戦経験があるデーブ・クマール・ギミーレを父に持ち、16年にネパールから来日。20年1月にHEATミドル級王座を獲得。21年7月のK-1では和島大海と逆転KO負け。23年3月はジョーダン・ピケオーに真っ向勝負を仕掛けるも、左フックに沈んだ。8月にはHEATでヤン・チャンウォンからKO勝ちを奪い再起。12月は璃久に判定負けも、24年10月にHEATでアントニー・マルコニをKOしてISKAインターコンチネンタル スーパーウェルター級王者となった。

 白須は01年11月にプロデビューし、MA日本キックウェルター級王座とWMAF世界スーパー・ウェルター級王座を獲得。06年からはK-1 MAXのリングにも定期参戦し、佐藤嘉洋らと鎬を削った。また、日本のムエタイキラーとして名を馳せた。22年6月のBigbang後楽園大会で約11年ぶりに復帰し、城戸康裕と一進一退の攻防を繰り広げた。22年12月にジョムトーン・ストライカージムとの試合が組まれていたが、足のケガで欠場。24年3月に宇佐美秀メイソンと対戦もKO負けを喫した。

■アビラル・ヒマラヤン・チーターのコメント

――意気込みを。

「試合よりもキツイことをやってきました。明日は一発目のK-1、KOを楽しみにしてください」

――相手の印象。

「親と歳が近い。明日は必ず勝って引退させます」

■白須康仁のコメント

――意気込みを。

「今回、仕上がりがかなりいい感じです。40代とは思えない試合ができると思います。個人的なことですが、約10年くらい前からクリスマスの時に養護施設にプレゼントを届ける活動をしていまして、子どもたちから寄せ書きをいただきました。お礼に、今回子どもたちを招待しています。世界を見ていただき、試合を通じて夢や目標を伝えていきたいと思っています。必ず勝って勝利を見せたいです」

――相手の印象。

「身長185cmと大きいイメージがあります。向き合っても思いましたが、しっかりと自分の武器で倒したい」

――アビラル選手は引退させると言っています。

「本番で倒せればですよね。いっても、そんな簡単に引退しません。やったります」
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