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カルロスP退任で宮田充が新Pに!アラゾフとの協力体制継続とMAXトーナメント開催予定も=12.14 K-1WGP一夜明け会見

 12月14日(土)、国立代々木競技場第一体育館で開催した『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~』の一夜明け会見が行なわれ、バレンティン・マヴロディンをKOしたカスペル・ムシンスキ、MAX世界王者のストーヤン・コプリブレンスキーからダウンを奪い勝利した和島大海、またチーム・アラゾフの監督を務めたチンギス・アラゾフの3選手が登壇した。

 3選手のコメントの前に、K-1のカルロス菊田プロデューサーの退任、Krushの宮田充プロデューサーの新K-1プロデューサーの就任が発表。宮田プロデューサーは、K-1とKrushの両プロデューサーを兼務ということになり、6年ぶり2回目となる。

 また、9月7日(日)に国立代々木競技場第二体育館で『K-1WORLD MAX 2025』の開催を発表。宮田プロデューサーから、「来年、MAX-70kg世界トーナメントが行われる予定がある」ことも明かされた。

 以下、ムシンスキ、和島、アラゾフのコメント。
■チンギス・アラゾフ

――前日の大会の感想。

アラゾフ「昨日のトーナメントは、いい試合が続きました。いい選手が揃っていたと思います。また、ムシンスキ選手、和島選手にお祝いを申し上げます。ストーヤン選手に勝った和島選手は、とてもいい戦術だったと思いました。見ていて、とてもいい試合でした。チーム・アラゾフの2人も、とてもいい試合をしました。ダニラ・クワチは、僕のスタイルであるハイキック、パンチを繰り出してからのバックブローでKOできました。ダニール・エルモリンカは、残念ながら勝つことはできませんでした。またチャンスをあげてください。チーム・アラゾフは1勝1敗でしたが、満足しています」

――70kgの階級は充実していることをどう思っていますか?

アラゾフ「世界中でも70kgは強豪が多く、とても競争が激しい階級だと思います。K-1にも、いい選手が揃っています。カスペル、ストーヤン、多くのジャパニーズファイターもいます。ジムではスパーリングパートナーを務めてくれているゾーラ・アカピャンもいますし、来年のトーナメントがどうなるか楽しみです。K-1のワンデイトーナメントは、メリットとデメリットがあります。本当に強い選手しか勝たないというメリット、そしてもし何かケガがあると尾を引いてしまう」

――将来的に、アラゾフ選手がトーナメントに出る可能性は?

アラゾフ「あまりハッキリ言うことはできませんが、もしもK-1の皆さんが呼んでくれましたら、戻ってくる可能性があるということです」

――契約次第かと思いますが、それは楽しみです。

アラゾフ「ムシンスキは戦術的に優れていると感じました。和島は、サウスポーで強力な蹴りとパンチを持っています。2人とも将来的に有望な選手なので、激しい戦いが繰り広げられることでしょう」

宮田P「アラゾフ選手は、ムシンスキ選手や和島選手のことを語ってくださるだけでもありがたいことですし、ファイターとしてもワンチャンあるのかなと。あまり言うとヤバイのであれですけど、継続して歩んでいけるのが価値のあること。来年もアラゾフさんとの関係が継続していければと思っています」

アラゾフ「宮田プロデューサー、K-1ファン、ありがとう。来年もトーナメントあるようなので、チーム・アラゾフとして強い選手を連れてきたいです。今回の選手だけがトップレベルではありません。まだまだトップ選手はたくさんいますので、どんどん連れてきたいです。5対5でもできます。アゼルバイジャンやドバイ、ベラルーシとかにもいます。ぜひ期待してください」
■和島大海

――昨日の感想を。

和島「昨日は勝てて本当に良かったですし、下馬評は不利の予想だったみたいで、宮田さんにも『負けると思っていた』と言われました(笑)。やっぱり丸め込まれた感じです。でも、自分を信じて練習してきましたし、応援してくださった方に感謝を伝えたいです。またベルトを目指してがんばっていきますので、応援をよろしくお願いします」

――アラゾフ選手と戦ったら、どうなると思いますか?

和島「ええー、トーナメントはまたやるんですか……」

アラゾフ「日本のファイターと戦うのは、いつも楽しみで学ぶことが多い。見たところ和島選手は強くうまく賢い選手です。でも私の方がより賢いので負けないです。とくに精神面は」

――アラゾフ選手に、煽られていますね。

和島「試合になれば、僕も必死にやって戦略を立てますので、その時に考えます」

――来年のMAX世界トーナメントの開催を、どう考えていますか?

和島「僕は、今年、決勝に出れていないので、次こそはという感じです」
■カスペル・ムシンスキ

――昨日の感想を。

ムシンスキ「とても気持ちよかったです。やるべきことをやりました。試合を通して大きなダメージもなかったので、嬉しい気持ちです。見ていて楽しかったのではなかったでしょうか」

――アラゾフ選手と戦ったら、どうなると思いますか?

ムシンスキ「どんな選手もアラゾフ選手と戦いたいと思うはずです。彼は、パウンドフォーパウンドの選手ですし、できるならばやりたいです」

――来年のMAX世界トーナメントの開催を、どう考えていますか?

ムシンスキ「オファーを待っています。それから自分とチームで考えたいです。70kgか75kgで考えたいです。すべて条件次第です」
カルロス菊田プロデューサーが退任となり、K-1宮田充プロデューサーが就任した
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