11月23日(土・祝)名古屋国際会議場イベントホールで開催される“アロマ空間Halu presents”「Krush.168 ～in NAGOYA～」の［Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R］に出場する西元也史選手のインタビューを公開！
──前回の試合が5月で、このところ、ちょうど半年ごとに試合というペースになっています。
西元 前回も負けて、すぐにポンポンと試合する感じの内容ではなかったので、ちょっと自分を見つめ直して、いろいろ変えようかなと思ったところで、ちょっと期間が空きましたね。
──前回の目黒翔大戦はダウンの取り合いになって、すごく闘志が見えた試合ではあったと思うんですが。
西元 でも、倒して勝ちたいとか、そういった気持ちがちょっと前に出過ぎたというか、思わず僕の本当の一瞬のミスで、僕が倒しに行ってるからこそ、ちょっとダメージを受けてしまったというか。そういった部分もあったので、本当に格闘技って難しいなと思い知らされた試合でしたね。
──では今、試合にあたって思うことというのは？
西元 いやもう、相手とか本当にどうでもいいですね。相手がどうとかじゃなくて、本当に自分を100\%出したいなと。100\%の自分をしっかり見せないってところです。
──100％出せた試合は、このところしばらくない？
西元 そうですね。やっぱり自分のメンタルが不安定というか、「倒したい」という気持ちに行き過ぎちゃったりしてるというか。もっといろんなことができて、何でも倒せるはずやのに、すごく偏りすぎてしまったりとかして、全然自分を見せれてないなというのが、正直自分の感想ではありますね。本当にこんなもんじゃないっていうのを……いろいろ落ちてるところかもしれないですけど、こっからやぞと。マジで俺の物語は何もスタートしてないんで、もうここからってところを見せたいという感じですね。
──相手の問題ではないというお話でしたが、相手の天野颯大選手は今勢いがあって連勝中の若手です。
西元 本当に勝ちぐせがついてて、いい選手と思います。前にどんどん出てきてくれると思うので、必ずいい試合になるんじゃないかなと思いますね。
──「自分を出す」ために、一番必要なことって何だと思っていますか？
西元 その答えが見つかっていたら、もっと結果がついてきてるかなと思うんですけど……何なんでしょうね、難しいな。自分に自信を持つというか。一時期はとにかく練習すればいいと思って、量だけは本当に誰にも負けないぐらいやってる自信はあるんですけど、それも「ただ練習するだけ」になってたんじゃないかとかとも考えたんですよね。今はその内容を詰めに詰めて、すごくいい形でできているので、次はもっと試合に余裕を持って挑めるんじゃないかなと思いますね。
──今回は名古屋での試合です。相手の地元でもありますが、いつもと気持ちが変わる部分もあると思いますが。
西元 まあ、僕の応援の方も来てくれますし、特に何か感じてるわけではないんすけど、アウェーだったとしても、中国よりはマシかなと（笑）。それぐらいの感覚ですかね。あと、僕は上京する前に、Krush名古屋大会を見に行ったことがあるんですよ。
──そうなんですか！
西元 はい。山崎秀晃さんと野杁正明さんがやった時で。だからそういう思い出もあって、あの名古屋Krushに自分も出れるんや！っていうのは、ちょっと感慨深いし、すごくフレッシュな気持ちになりますね。
──また、KRESTの体制が変わりましたよね。その変化はどう捉えていますか？
西元 僕は、新しい風が吹くんじゃないかと思ってますね。卜部功也さんの技術だったりとかもありますし、すごく新しいことを吸収できそうで。自分的には、悪いことは何も感じてないです。他の選手たちもみんな1人1人ファイターとして、自覚を持ってると思うし、周りが変わったところでブレるような選手はいないと思うので、そのへんは大丈夫だと思います。
──改めて今回の試合で、一番大事なことというと？
西元 内容と結果ですね、当たり前なんすけど。結果もそうですし、別に自分が今こういう状況だから、ただ勝ちたいっていうだけじゃなくて、本当に内容があってこその勝ちだと思うし、ダラダラ判定で勝ちにいくような試合をするつもりは一切ないし、自分の全部を出せば、手でも足でも何でも倒せるので、そういうとこを見てもらえればなと思います。
──倒す力、倒す武器への自信は、揺らいでないと。
西元 はい、全然揺らいだりはないですね。本当に自分の使い方だけやと思ってるので、そこに関しては全然大丈夫です。
──あとはそれをリング上でどう出すかだけと。その前には、細かいことをゴチャゴチャ聞いてても、という気がしてきました。腹は決まっているようですから。
西元 いや、本当にそうですね。バチッと倒しに行きますよ。。
──分かりました。ありがとうございました！
