news

ニュース

「K-1 WORLD GP」12.3(土)大阪<インタビュー>与座優貴「相手は元ムエタイのチャンピオンですが、テーマは“ムエタイ無視”。与座キック以外の新技も用意しているので楽しみにしていてください」

 12月3日(土)エディオンアリーナ大阪で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[K-1ライト級/3分3R・延長1R]でエークピカート・モー.クルンテープトンブリーと対戦する与座優貴のインタビューを公開!

――2月・8月に続いて、12月のK-1大阪大会への出場が決まりました。

「年内もう1試合やりたくて、なかなか相手が決まらなかったんですけど、最終的に強い相手を用意してもらったので、挑む気持ちで楽しみですね。会場のエディオンアリーナは僕が極真で日本一になった場所なんで、懐かしい気持ちもあって楽しみです」

――与座選手がタイ人と試合するのは今回が初めてですか?

「極真時代も含めて、練習も試合も初めてですね」

――対戦相手のエークピカート選手には元ラジャダムナンスタジアム王者で、過去に石井宏樹さんをKOしている実力者です。どんな印象を持っていますか?

「渡辺(雅和)代表から『この選手が候補に挙がってるよ』と言われて、経歴を聞いたら元ラジャのチャンピオンだと。いずれタイ人と戦いたいとは思っていましたが、いざ試合が決まったら決まって『相手強っ……』って感じでしたね(苦笑)。でも僕はこういう相手の方が燃えるし、この相手に勝てばさらに自分の価値も上がるし。日々の練習で成長も感じているので、俺は負けないよって感じですね」

――与座選手のK-1 JAPAN GROUP初参戦は去年12月のKrush後楽園大会ですが、この1年で一気にK-1のトップ戦線まで駆け上がりましたね。

「出始めた頃は『誰だ、こいつ?』という見られ方でしたけど、それを結果と内容でひっくり返してきたと思うし、だからこそここで負けたら意味がないと思ってますね」

――何かムエタイ対策は考えていますか?

「相手がタイ人ということを意識して対策すること自体がダメだと思うので、今回は相手を無視します。ムエタイを無視することが対策ですね」

――ムエタイを無視…ですか?

「はい。もしかしたらタイ人選手とスパーリングぐらいはするかもしれないですけど、何も対策しないでぶっつけ本番でタイ人とやるのも面白い気もします」

――今回は極真空手王者vsムエタイ王者という図式もありますが、それについてはいかがでしょう?

「お互いにそういうバックボーンがあって、ファンのみなさんはそういう見方や楽しみ方をしてくれると思います。もちろん自分もそういう側面があると思っているし、そのうえで試合に勝つという部分でもムエタイを無視して戦おうと思います」

――与座選手は最終的にどういう存在を目指しているのですか?

「“世界で一番強い選手”ですかね。K-1には空手やムエタイや色んな競技の一番が集まってくるので、それを全員倒せば自ずと世界一になれるかなと。もちろん自分がやってきたこと・相手がやってきたこと、それぞれのバックボーンにはリスペクトを持っていますし、その気持ちを持って全員倒します」

――また前回の篠原悠人戦では「与座キック」(※足への三日月蹴り)が話題になりました。

「自分が使っていた技をみんなが使ってくれることはうれしいですけど、また新しい技も用意しているので次の試合で見せたいですね。楽しみにしていてください」

――新技投入ですか?

「おそらく今までのK-1やキックボクシングの試合で見たことがない技だと思います。ただむちゃくちゃ地味です(笑)」

――地味なんですね(笑)。

「でも見れば分かると思いますし、むちゃくちゃ効く技ですね。僕が開発したというよりもKRESTで流行っている技で、それを先に僕が使っちゃおうかなと思ってます」

――改めて与座選手はこれからどんな試合をしていきたいと思っていますか?

「『THE MATCH 2022』が終わって武尊さんが休養していて、格闘技に興味がない人たちにK-1を知ってもらうためにはド派手な勝ち方をして、強い選手に勝ち続けることが必要だと思います。自分はそこにこだわっていきたいですね」

――K-1のベルトについてはいかがでしょう。朝久泰央選手の怪我もあり、なかなか挑戦する機会が巡ってきていませんが。

「自分はいつでもいけるので、チャンピオンの準備ができたらやりたいです。K-1のベルトは欲しいですが、そのチャンスがまだ巡ってこなければ、今回のように世界の強豪と戦って強くなっていきたいと思います」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「この試合は世界との戦いに向けた第一歩だと思います。エークピカート選手は世界トップレベルの選手ですが、それは過去の話なので、世界トップレベル“だった”相手は圧倒的に倒します」
チケット購入