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「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜<公開練習>挑戦者・佐々木大蔵、自分らしく戦ってチャンピオンになる!「何より格闘技が楽しい、大好きだという思いを大和選手にぶつける」

 神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、9月11日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」の[K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・大和哲也に挑戦する佐々木大蔵が公開練習を行った。

 試合4日前という時期だけあって、KRESTの高萩ツトム・トレーナーの持つミットに重いミドルや鋭いパンチを叩き込み、仕上がりの良さを示した佐々木。6月の前戦・寺島輝とのKrush同級王座防衛戦では3年ぶりのKO勝ちも記録しており、その攻撃力にはさらに磨きがかかっているようだ。

 佐々木自身も「自分としては変わらずやっているつもりなんですが、体重を落としているので、そういった部分で変な力みとか重さが抜けているのかもしれないですね。僕も後で映像を見るのが楽しみです」と顔をほころばせた。

 この夏は全国的に猛暑が続く異常気象に見舞われたが、体調に大きな影響はなかったという。「確かに暑いなと思いましたけど、これが夏だなと(笑)。格闘技は室内競技なので、練習ではあまり感じませんでしたけど、外をランニングするだけでもすぐ汗が出てたので、脱水症状にならないようにとか気をつけながら過ごしてました」
 その佐々木戦での敗北で一度は引退も頭をよぎったという大和だったが、今年4月、山崎秀晃から秒殺勝利してタイトルを奪取。セコンドについていた佐々木の目の前での出来事だった。

 佐々木はあの試合について「僕の中であの一戦はすごく大きいですね。どう言ったらいいか、言葉にするのはなかなか難しいんですけど……本当にあの一瞬だけじゃなくて、その後、数日は胸に穴が開いたような日々を過ごして、練習にも打ち込めないというか、そんな気持ちがあったんですよ。その中でどんどんどんどん悔しさが出てきて。だけどそこには、ヒデさんの仇を取るためにあのベルトを獲りたいとか、そういう気持ちは一切なくて、あのベルトに挑戦したい、今の大和選手に向かいたい、そういった思いがどんどん募ってきて、その中で寺島輝選手とのKrushタイトルマッチに勝って、あの挑戦表明のマイクにつながったという心境でした」と語る。

 まさにこの一戦は、約3年にわたる佐々木の好調、その中での大和戦の勝利、そして佐々木が兄と慕う山崎から大和がKO勝利という、さまざまな出来事が絶妙に折り重なって実現したものだ。

 大和の必殺技と言えば、やはり山崎を倒した左フック。だが、警戒すべきはそこだけではないことを、佐々木は熟知している。「もちろん、そこだけじゃないですね。一度対戦した中で実感した部分もあるし、大和選手がそれだけじゃないというのは重々承知の上で練習に取り組んでいるので、当日その瞬間に、いろんな意味で一つの作品と称される試合ができればいいなと思いますし、一人でも多くの方にそういった一瞬のパフォーマンスを、力を届けていければと思っています」
 その上で、「僕は僕らしく、“佐々木大蔵”という試合をしたい」と力強く話す佐々木。「ファンのみなさんも『前回の大和戦以上の試合を』という期待をされると思うので、その期待をいい意味で裏切るような試合を見せたいです。何より格闘技が楽しい、大好きだという思いを大和選手にぶつけて、大和選手も同じ気持ちを持っていると思うので、そういったものを横浜アリーナで爆発させたいと思います」

 また当日は同じKRESTから大岩龍矢も、武尊が返上したスーパー・フェザー級王座を獲得すべく、トーナメントに出場する。武尊が「THE MATCH」で激闘を見せてから3カ月。2人でKRESTに王座をという思いは強い。「同じジムで同じ時間を共に過ごしてきて、龍矢ともすごく長い時間を過ごさせてもらって、お互いにすごく士気が高まっているので、その中でお互いに結果を残せたらいいなと思っています」

「もう横浜アリーナ大会が4日前になって、今はいい状態ですけど、当日はもっといいものをお見せできるように、この4日間、さらに1日1日噛み締めながら過ごしていきたいと思います。当日、見に来ていただける方、そしてABEMAでご視聴いただける方は、ぜひ楽しみにしていてください」

 最後にこう締めた佐々木。再び大和を破り、初のK-1王座獲得なるか?
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