「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜<公開練習>和島大海、欧州の超強豪・メレティス攻略の鍵は“避ける”「一発も強いし、強い印象しかない。周りを気にする余裕はないので、気合いを入れて集中します」
昨年12月、K-1大阪大会で木村“フィリップ”ミノルに勝利しK-1スーパー・ウェルター級王座を戴冠。今年6月の「THE MATCH 2022」では“ブラックパンサー”ベイノアにも勝利し、ホームリングのK-1に帰還する和島。この日は追い込み期間の真っ最中とあってか、道場に現れると時折険しい表情を見せながらアップをこなし、パンチを中心にミット打ちを披露。「コンディション的にはめちゃめちゃいいんですけど、いつも一番疲れてるな時に取材に来てもらうので…疲れてはいます」と、苦笑いを浮かべつつ公開練習後のインタビューに応えた。
改めて「感想としては本当にいい経験になりました。あれだけの観客の前で試合することもなかなかないし、すごい楽しかったですね」と「THE MATCH 2022」での戦いを振り返った和島。昨年9月のラーシーシン・ウィラサクレック戦から4連続KO勝利を収め、判定勝ちに終わったベイノア戦でも合計3度のダウンを奪うなど、倒す力・攻撃力に更なる磨きをかけている。
その和島が考えているメレティス対策は、ずばり“避ける”こと。「まず避ける。蹴りでもパンチでも自分の攻撃を当てたら、相手の一発は絶対にもらわないようにしっかりガードして避ける。そういう感じですかね」とメレティスの攻撃力を警戒した試合運びを意識している。
今大会では同じスーパー・ウェルター級でアビラル・ヒマラヤン・チーターvsジョムトーン・ストライカージムという注目カードも組まれている。和島としてはK-1王者として格の違いを見せたいところかと思いきや「眼中にない……というか、そんな余裕はないので、自分の試合に集中します(笑)」。
和島は「この階級は海外勢と戦って、世界とやっていけるのか?というテーマがあると思うんですけど、外国人選手のパワーに負けないように、そこに勝っていく姿を見せたい」と日本人エースとしての心境を語りつつ「僕はそんなに(試合を)盛り上げていくの得意じゃないというか、そういうキャラじゃないので“ふんわり強く”いこうと思います」と、和島らしさを付け加えることも忘れなかった。
「THE MATCH 2022」での勝利を経て、いよいよ本格的に世界との戦いに打って出る和島。超強豪メレティス相手にどんな試合を見せるのか注目だ!