match result
試合結果
ダブルメインイベント第2試合(第9試合)【Krush -60kg級タイトルマッチ/3分3R・延長1R】
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試合レビュー
Krush王者として最多となる3度の防衛成功、そして2年10カ月もの長きに渡り無敗街道を突き進んでいる“絶対王者”弘嵩。かつてRISEの絶対王者と呼ばれた板橋との試合を「僕はKrushのチャンピオンとしてKrushが最強だと思っているんで、それを証明するいい機会」とし「この試合はVS世界への最後の課題。しっかり倒して世界へ行く」と宣言。前日会見でも「勝つのは当たり前。それ以上のことを見せるのがベスト」と差を見せて勝つと王者として堂々のコメントを残した。
対する挑戦者の板橋も「非常に気合いが入っているので、このチャンスをものにして、一花も二花も咲かせたい」と闘志を燃やす。弘嵩の「世界へ行く」発言に対しては「勝てば(世界に)行ったらいいんじゃいいですか? 勝てれば」と意に介さず。「ベルトを獲ったら新しい風が吹くと思う」と王座交代を誓うと、前日会見では「明日はベルトを持って帰る。それだけです」と静かに語った。
1R、サウスポーの板橋がジャブと前蹴りのフェイント、弘嵩は鋭い右ハイキックを飛ばす。板橋は右手で距離を測ってインローを蹴る。弘嵩は距離を取りつつ、前足にロー、右ハイキックを蹴る。じりじりとプレッシャーをかけてインローを蹴る板橋。弘嵩が右ハイキックを蹴ると、板橋も右フックを合わせる。残り30秒、板橋が弘嵩の前足に左右のロー、左ストレートを当てるが、弘嵩もすぐに右ストレートを打ち返す。
2R、板橋がインローを蹴ると、弘嵩も右ミドル。これで快音を轟かせて、右の飛びヒザ蹴りを見せる。板橋もローを蹴りながら左ストレート、右フックから左ボディ。弘嵩は右ミドル、飛びヒザ蹴りを見せるが、そこに板橋が左ストレート。弘嵩はクリンチで追撃を阻止する。板橋のインローと弘嵩の右ミドルが交錯。板橋が左ストレートを打つと、組みつく弘嵩にレフェリーは警告。距離が詰まるとクリンチする弘嵩に注意が与えられる。
3R、板橋が左ストレート、弘嵩はバックキックを見せる。板橋がヒザ蹴りを返すと、弘嵩が組みついてレフェリーに注意を受ける。パンチで前に出る板橋に対して、弘嵩は下がりながら飛びヒザ蹴り。クリンチが多い弘嵩にレフェリーは再び注意を促す。パンチでプレッシャーをかける板橋が左フック、弘嵩も右を返す。弘嵩の飛びヒザ蹴りに板橋が右のカウンター、思わず弘嵩が組みつくとレフェリーは警告を与える。ヒザ蹴りで前に出る板橋と右ストレートを狙う弘嵩。板橋が左ストレートを当てて右フックにつなげる。
本戦の判定はジャッジ1名が30-29で弘嵩を支持。残り2名が30-30のドローとし、延長戦に突入する。
延長R、左ストレートで前に出る板橋。弘嵩も右ミドルを蹴って右ストレートを狙う。板橋が左ストレートを当てると、卜部はヒザ蹴り。しかし板橋もヒザ蹴りと左ミドルでボディを攻めて左フック。これが弘嵩の顔面を打ち抜き、挑戦者・板橋がダウンを奪う。再開後、一気に襲い掛かる板橋、クリンチする弘嵩を突き放して左右のフック。弘嵩も必死に飛びヒザ蹴りを繰り出すが、逆に板橋が左フックとヒザ蹴りを連打、左ストレートと右フックを叩き込む。
判定はジャッジ3名とも10-8で板橋。“絶対王者”弘嵩の牙城を崩した板橋が、第2代Krush-60kg級王者となった。試合後、板橋は「みなさんの応援のおかげで、ここまで来ることが出来ました」と感謝の言葉。「Krushの60kgは僕が狙われる立場なんで、休んでいるわけにはいかないですね。ますます60kgを盛り上げるんでよろしくお願いします!」と王者としてKrushを盛り上げるとファンに誓った。
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