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試合結果
ダブルメインイベント第1試合(第8試合)【Krush-70kg級タイトルマッチ/3分3R・延長1R】
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試合レビュー
今回の防衛戦に向けて“死守”というテーマを掲げた城戸。「あれから7カ月、戦い方がちょっと変わって強くなっている自信がある」と語ると共に「上手くハマれば絶対に一発で倒sる」と新必殺技の投入も予告。前日会見でも「山内さんがどんな戦い方をしても対策は万全。完璧。負けない」と余裕たっぷりに話している。
一方「Krushのベルトには特別な想い入れがある」と話す挑戦者・山内。「Krushはどっちが勝つか試合が終わるまで分からない。下馬評で圧倒的に有利だった選手が勝つ場合もあるし、不利だった選手がKOで勝つこともある」と番狂わせを誓い、「つまらなくても面白くても、最後に自分が勝っていればいい」と王座奪取への決意を語った。
1R、細かく構えをスイッチする城戸はオーソドックスから右ロー、バックブローを放つ。サウスポーにスイッチした城戸はじりじりと前進。強烈なミドルを蹴ると、左右のストレートで突進し、顔面への左のヒザ蹴りでダウンを奪う。再開後、山内が前に出ると、城戸はサウスポーから左ハイキック、奥足ローを蹴る。山内もバックブローや顔面への横蹴りで反撃。サウスポーの城戸は下がりながら左ハイキック、山内は右のパンチで前に出る。
2R、インローから前に出ていく山内。城戸は左ストレートから右フック、左ハイを蹴る。山内の蹴りをスゥェーでかわした城戸は左ハイを蹴って、右フックから左のヒザ蹴り。ジャブから奥足ローにつなげ、山内が前に出ようとすると顔面前蹴り、左ストレートを合わせる。山内はインローから右ストレート、右ハイキック。城戸は右手で距離を測りながら奥足ロー。山内の攻撃をバックステップでかわしながら、タイミングよく奥足ローを蹴る。
3R、山内がバックキックから一気に距離を詰めて右フック。城戸は左のヒザ蹴り、奥足ローを狙う。それでも山内は距離を詰めて右から連打、城戸は得意のバックブローを狙う。山内も城戸の右フックに右ストレートを合わせて前に出続ける。残り1分、山内が横蹴りから右。距離を潰してパンチ、右ハイキック、バックキックと畳みかけるが、城戸は下がって左ミドルと左ハイキックを蹴る。この展開のまま試合終了。1Rにダウンを奪った城戸が判定勝利し、2度目の防衛に成功した。
試合後、両者は正座してお互いに礼。立ち上がると抱き合い、健闘を称え合う。そしてマイクを持った城戸は「申し訳ない。しょっぱい試合して。でも今日発表しちゃいます。1カ月後、K-1 WORLD MAXに日本代表として出ます」と9月にスペインで行われるK-1 WORLD MAX世界トーナメントへの参戦を発表。「世界チャンピオンになって帰ってきます!」と宣言。最後はキックボクシングについて熱く語る梶原龍児&石川直生のモノマネで締めくくった。
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