match result
試合結果
第11試合【TOKYO×NAGOYA・5対5マッチ大将戦/Krush -67kg級タイトルマッチ/3分3R・延長1R】
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試合レビュー
念願のリベンジのチャンスに「次は三度目の正直で勝たせてもらいたい。久保選手はリベンジしなきゃいけない相手で、勝つことだけを考えている」と語る野杁。迎え撃つ久保も「僕はニ度あることは三度あるで、今回もきっちり完封してKOで仕留めようと思う」と完全決着を誓っている。
また両者は事前のインタビューではこの一戦に向けて秘策があると明言。前日会見では「僕はKrushで育ててもらった選手なので、恩を返す意味でも、金のベルトは持っておかないといけない」(野杁)、「初めて試合中に『もう嫌だ』と思うくらいきつかった。そんな想いをして獲ったベルトなので大切にしたいし、絶対に負けません」(久保)とベルトへの想いを語っている。
1R、野杁はオーソドックスではなく久保と同じサウスポーに構える。久保は右ミドルと前蹴り、ジャブを突き刺す。距離が詰まると野杁がヒザ蹴り、久保はボディにパンチを打つ。久保が左フックからパンチをまとめると、野杁も右ストレートで飛び込む。久保がジャブからワンツー、野杁は下がりながら右ハイキック。久保が距離を詰めてボディにパンチをまとめ、野杁はヒザ蹴りを突き刺す。距離が開くと久保は右ミドルとバックキック、野杁は左ストレートから飛び込んで右フックを返す。
2R、野杁がインローと奥足ロー。久保がジャブと右フックを打つと、野杁はクリンチしてヒザ蹴りを連打。クリンチが増える展開にレフェリーは両者を注意。久保は左ボディから密着してボディ打ち、野杁もヒザ蹴りを返すが、ここで再びクリンチとなり、レフェリーは両者に警告を与えた。再開後、久保がワンツーから右フック。野杁も久保の左ミドルをブロックして右フック、ここからヒザ蹴りを突き刺す。距離が開くと久保が左ストレートを打つ。
ここで偶発的なバッティングがあり、久保にドクターチェックが入る。長いチェックとなったが試合は続行となる。再開後、野杁がオーソドックスに構えを戻して右ミドル、久保は左ミドルと左のヒザ蹴りでボディを狙い、左ストレートから右フック。野杁も右ミドルを蹴り返して右フック、前に出ながら左フックにつなげる。
3R、久保が左ミドルと左の三日月蹴り。野杁はガードを上げて右ミドルと右ヒザ蹴りにつなげる。久保がワンツーから左ミドル、野杁は密着してヒザ蹴り。久保が蹴りでバランスを崩したところに飛びヒザ蹴りを発射する。しかし両者ともクリンチが多く、レフェリーが警告を与える。野杁が右の顔面前蹴りから右のヒザ蹴り、左右のフックからヒザ蹴り。久保も右アッパーから左ストレートを伸ばすが、そこに野杁がヒザ蹴りを突き刺す。
ここで自ら組みついた久保にレフェリーが減点1を与える。明確にポイントを失った久保は一気にワンツーと左ミドル、野杁は久保を崩してヒザ蹴り。久保もヒザとバックブローで応戦するが、野杁が距離を潰してヒザ蹴りと顔面前蹴り。久保のパンチをブロックして右フックを返す。久保が左ストレートを打つと、そこに野杁が右ハイキックを狙う。
そのまま試合終了となり、野杁が判定勝利。久保へのリベンジを果たすと共に第2代Krush-67kg級王者となった。試合後、野杁は「内容的にはバッティングで中断しちゃったんですけど、全体的に僕がリードしてたんじゃないでしょうか。今回、色んな人に協力してもらって、ここで負けたらどんな練習したらいいんだろうというくらい追い込みました。それで結果が出せてよかったです」と喜びの挨拶。「これから僕が67kgのベルトをずっと防衛していこうと思います。僕を含めてOISHI GYMの応援よろしくお願いします!」と王者としての意気込みを語った。
そして対抗戦の表彰式後、場内スクリーンで三度目のKrush名古屋大会の開催が発表された。日時は2014年8月24日、場所は名古屋国際会議場。来年の名古屋大会ではどんな激闘とドラマが待っているのか?
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