match result
試合結果
第9試合歌舞伎龍ファイナルマッチ【-64kg契約/3分3R・延長1R】
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試合レビュー
前日会見で弘嵩は「僕がやることはただひとつ。龍児さんが悔いがなく引退できるようにしっかり倒す」とKOで梶原を介錯すると宣言。一方、梶原は「明日はいい試合します。できれば最後のリングなんで3分3R、最後まで立っていたいし、それで自分自信を褒めたい。本気で戦います」とラストファイトへの決意を語っていた。
1R、思い切りローを蹴り、右ハイキックを飛ばす弘嵩。距離を取る梶原にプレッシャーをかけて、左ボディ、左ミドルと右ストレート、再び右ハイキックを蹴って攻め込む。
2R、ワンツーで前に出ていく弘嵩。梶原もジャブを当てて右ストレート、パンチを返していく。徐々に両者とも手数が増えるなか、弘嵩は左ハイキック。しかし梶原もワンツー、そして右ストレートを二発。これで弘嵩がバランスを崩し、レフェリーはダウンを宣告する。再開後、弘嵩はすぐに左フック、右ストレートで突進。梶原も右のカウンターを当ててヒザ蹴りにつなげる。
3R、2人は右ストレートから激しい打ち合いを展開。お互いの拳が顔面を捉えても、踏みとどまってパンチを返す。梶原がジャブ、左ボディ、右フックで前に出れば、弘嵩も右を強振して退かない。そのまま足を止めて2人は打ち合い続け、試合終了のゴングが鳴ると、梶原は自力では立っていられないほど完全燃焼した。
判定はダウンを奪った梶原が勝利。ファイナルマッチで見事に有終の美を飾った。
試合後、マイクを持った梶原は男泣き。「同門対決でスイッチが入るまでは時間がかかったけど、やりきりました。正直、37歳で若手のエースとやるのは怖かったです。でも怖さと辛さの先には笑顔があります。歌舞伎龍は引退しますが、Krush、そして若いファイターは頑張っています。みなさんの応援が力になります。これからも応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送り、最後のリングを降りた。
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