match result
試合結果
ダブルメインイベント第2試合(第7試合)【Krush -55kg級タイトルマッチ/3分3R・延長1R】
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試合レビュー
瀧谷と戸邊は昨年9月の名古屋大会で対戦しており、この時は瀧谷が判定勝利を収めている。リマッチとなる瀧谷だが「あの試合は本当に苦しい一戦でした。明日も苦しい試合、地獄を見る覚悟で気持ちは出来ている」と前回の結果は関係ないと強調。
対する戸邊は「9月に戦った時は『負けたな』という感じでした。でもあれから色んな戦略も考えて、勝つために練習もすごく積んで来ました。前回とはまた違った戸邊隆馬を見せることができるんじゃないかと思う」と前回の敗戦を踏まえて瀧谷対策を練ってきたと語る。
「このベルトは55kg最強の証です。これから勝ち続けて55kg最強を証明したい」という王者・瀧谷と「今までやってきたことすべてを集大成として発揮したい。ベルトという形で証明して、明日からKrushの55kgを僕の世界にしていきたいと思います」という挑戦者・戸邊。王者・瀧谷が最強を証明する防衛ロードを突き進むか? それとも挑戦者・戸邊がKrush-55kg級に新しい風を吹かせるか?
1R、サウスポーの瀧谷は細かいステップでサークリング。戸邊は右ミドルを蹴る。左ストレートで飛び込んで顔面前蹴りにつなげる瀧谷。距離を取りながらインローを蹴って、細かいパンチからハイキックにつなげる。戸邊も右ストレート・左フックのカウンターを狙う。
2R、戸邊の蹴りにスピーディなパンチを合わせる瀧谷。飛びヒザ蹴りと左ストレートで戸邊を下がらせる。戸邊はガードを固めて右ストレート。これを顔面とボディに打ち分け、前に出てくる瀧谷にカウンターを狙う。しかし終盤、瀧谷が左フックを当てて飛びヒザ蹴り、ここから一気に連打をまとめる。この攻撃で戸邊は右目の上をざっくりとカットする。
3R、瀧谷が一気にパンチで前進。戸邊も打ち合い、バックブローを繰り出す。瀧谷は細かくパンチをまとめて左ミドルと飛びヒザ蹴り。戸邊も血で顔を真っ赤に染めながら、必死に右ストレートで前に出る。パンチと蹴りのコンビネーションで攻める瀧谷。戸邊は瀧谷を押し返してパンチを返す。ここで戸邊にドクターチェックが入るが試合は続行。瀧谷がパンチとハイキックで攻めれば、戸邊も左フックと右ストレートで打ち合う。
最後まで打ち合った両者だが決定打はなく試合終了。判定2-0で瀧谷が勝利し、第2代王者として初防衛に成功した。
試合後、「辛い戦いで瀧谷選手は本当に強かったです。ただ判定でも勝つことが出来たので、これからこのベルトの価値を高めたいと思います」と挨拶した瀧谷。「地元・愛知からたくさんの応援団が来てくれて、東京でもたくさんの人が応援してくれています。その人たちに僕が返せるのはどんどん強くなることです」とファンにメッセージすると、リング上のKrush宮田充プロデューサーに「外国人でも誰でもいいんで、もっともっと強い相手をお願いします! もっともっと強くなるんでよろしくお願いします!」と更なる強敵との対戦をアピールした。
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