match result
試合結果
メインイベント(第9試合)【Krush -60kg級タイトルマッチ/3分3R・延長1R】
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試合レビュー
今年1月のK-1 WORLD GP-60kg初代王座決定トーナメントでは決勝で実弟・卜部功也に敗れて準優勝に終わったものの、1回戦でカリム・ベノーイ、準決勝でハビエル・エルナンデスという世界の強豪を撃破し、その実力を世界に知らしめた弘嵩。今回の防衛戦に向けて「俺がKrushだということを見せつけたい」と力強く語っている。
挑戦者はスペインの強豪タブエンカ。スペインではエルナンデスと並ぶ軽量級のツートップと言われ、エルナンデスと2度に渡る死闘を演じている。前日会見には自身が保持するWKN世界フェザー級のベルトを持参し「2本目のベルトをスペインに持って帰る」と王座奪取を予告している。激しく火花を散らす王者・弘嵩と挑戦者タブエンカ。最後にベルトを巻いているのは一体どっちだ!?
1R、プレッシャーをかけていく弘嵩が右ストレート、タブエンカも右ロー・右フックを返す。ジャブを突く弘嵩がパンチをまとめると、タブエンカも左フックを打ち返す。タブエンカをコーナーに追いつめた弘嵩はワンツー、右ストレート、飛びヒザ蹴り。距離を取ったタブエンカは右ローを蹴っていく。
2R、ガードを固めて前に出るタブエンカ。弘嵩はパンチと飛びヒザ蹴り、強烈な左ボディを打ち込む。タブエンカも左右のフックと右ローで前進。弘嵩は左右のボディブローを打ち込むが、タブエンカは下がらない。後半、タブエンカは突進力を活かしてパンチで前に出る。
3R、お互いの右ストレートが交錯。弘嵩はボディ打ちとヒザ蹴り、タブエンカも左右のフックを返す。弘嵩がボディにヒザ蹴りを突き刺すと、タブエンカも右フックを強振。弘嵩のヒザ蹴りとタブエンカのパンチが何度も交錯するが、弘嵩のヒザ蹴りでタブエンカの動きが止まり、弘嵩が右フックを打ち込んでダウンを奪う。
意地のタブエンカも立ち上がってファイティングポーズを取るが、弘嵩は右ストレートと飛びヒザ蹴りで猛攻。これでタブエンカが崩れ落ち、弘嵩が見事なKO勝利で初防衛に成功した。試合後、弘嵩は「どうですか? これがKrushです!」と喜びを爆発させた。
バックステージで「試合中にヒザ蹴りが当たると思って、ヒザ蹴りで行きました。タブエンカはエルナンデスとやった試合でも打たれ強かったのですが、そういう相手をKOできて自信になりました」と試合を振り返った弘嵩。3Rに弘嵩のヒザ蹴りとタブエンカのパンチが交錯する危ない場面もあったが「あの距離で戦わないとKOは狙えない。1月のK-1以降、あの距離でもディフェンスが出来て倒すことを練習してきたので、あの距離で戦っても自信がありました」と語る。
さらにKrush王者として見事なKO防衛を果たした弘嵩は「4月に功也とエルナンデスの試合を見たんですけど『つまんねえな』と思ったし、やっぱり60kgの世界の中心にいるのは自分です。60kgは自分を中心に回っています」と堂々と宣言した。
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試合情報
- BRAND
- 大会名
- 2015年5月4日(月・祝)Krush.54
- 日程
- 2015年05月04日(月)
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 選手