セミファイナルはKrushスーパー・バンタム級ワンマッチ、岩尾力vs河野直次郎。2022年のK-1
GROUP復帰後は負けなしの4連勝を飾っていた岩尾だが、昨年の9.29K-1代々木大会では鬼山桃太朗に初黒星を喫した。今回はそれ以来の再起戦だ。一方の河野はM-1
JAPANスーパーフェザー級王者をはじめとした5つのタイトルを獲得してきた実績の持ち主。宮崎県在住という河野だが、今回がK-1
GROUP初参戦となるが、実力者の岩尾を相手にどんな戦いぶりを見せるのか注目だ。
1R、岩尾が右のローキック、左のミドルキック。河野も前に出ていくが、岩尾は回り込みながら左右のボディブロー。左のヒザ蹴りからさらにボディブロー。続けて下がりながらジャブを打ち、左のボディブローだ。それでも河野もプレッシャーをかけて前に出ていく。岩尾はボディブローで動きを止めると、顔面に右のフック2連発。これでダウンを奪ってみせる。
2R、河野はローキックを打ち込み前に出ていく。しかし、岩尾は冷静に左右のボディブロー。岩尾は回り込みながら顔面にパンチを叩き込み、左のフック2連発。河野も前に出てロー菊を打って行くが、岩尾は下がりながらもパンチを当てていく。そして左のフックからの右のフックが炸裂し、岩尾は2度目のダウンを奪う。再開後、岩尾はパンチをラッシュ。これには河野も持ちこたえることができず。岩尾が再起戦を2R2分19秒、KO勝利で飾ってみせた。
試合終了後、マイクを握った岩尾は挨拶を行なった。
「POWER
OF
DREAMの岩尾力です。言いたいことはそんなにないです。ここまで信じて岩尾力を応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます。戦ってくれた河野選手もありがとうございました。凄い気持ち強くて、いいモチベーションを試合前にいい練習できました。ありがとうございます。前回、ちょっと僕のいろいろなダメで試合負けてしまって、僕の可愛い家族に悲しい思いさせちゃって、いつも負けたら子供に、『パパ、次誰とやるの。勝ってきてよ』って毎回言われるんですけど、それが励みになって頑張ってます。まあ長くなっちゃうんで、今日はたくさんの応援ありがとうございました。次また頑張るんで、岩尾力応援に来てください」