「K-1✕Krushスーパー・ライト級4対4マッチ」の第3試合となるセミファイナルには、元K-1ライト級王者の林健太の登場だ。林がKrushのリングに立つのは2018年以来6年ぶり。昨年6月の「K’FESTA.6」で、大和哲也とのK-1スーパー・ライト級タイトルマッチに敗れて以来の再起戦となる。対するKrush選抜の代表は稲垣柊。K-1のトップ戦線で闘い続けてきた林に、現Krushスーパー・ライト級王者として、現在10連勝中の実力を叩きつける。
1R、林が距離を詰めてローキック。それに対して稲垣もパンチを放って応戦。ボディブローを食らいながらも、パンチ、ヒザ蹴りを放っていく。そしてストレートを放って前に出る。林もパンチを打ちながら前に出ていくが、稲垣はヒザ蹴り、ストレートでやり返す。しかし、林にバッティングが入り、一時中断。しかし、再開直後に今度は林にローブローが入ってしまい、またも中断だ。再開直後に稲垣は右のストレート。そしてカウンターで左のストレートを林に叩き込んで、ダウンを奪った。立ち上がった林に稲垣はローキックで前にて出てパンチを連打。ロープ際に追い詰めてパンチを連打し、ボディ、顔面にパンチを叩き込む。さらにパンチを連打する稲垣だったが、ここでラウンド終了。
2R、前に出る林に対して、稲垣はパンチで応戦。ストレートを顔面、ボディに打ち込み、右のストレート。さらに右のローキックを打ち込むとワンツーからアッパー、ストレートだ。林もパンチで応戦するが、稲垣はしっかりガード。逆にパンチを連打していく。そしてミドルキックを叩き込み、右のローキック。さらに右のストレートを打ち込み、右のヒザ蹴りからパンチを連打。このラウンドも稲垣優勢で終わった。
3R、パンチで前に出る林。しかし、冷静にガードしている稲垣は、飛びヒザ蹴りも放っていく。そして左のストレートを2発当てると、左のヒザ蹴り。さらにローキックを打つと、下腹部に入って一時中断だ。再開後、稲垣はパンチを連続で当てる。林もパンチで応戦。ヒザ蹴りも当てると、ッパンチを連続で当てていく。ならばと稲垣はハイキックをアゴにぶち込み、さらにパンチを連打。両者、接近戦でパンチの打ち合いだ。ここでまたも稲垣のローブローが入ってしまうが、すぐに再開。残り10秒で両者、パンチの打ち合いに。稲垣がロープ際に追い込んで連打するが、ここでラウンド終了だ。判定となり、30-26、30-27、30-26の3-0で稲垣が勝利し、現役Krush王者として、Krush選抜に初勝利をもたらした。
試合後、稲垣はマイクを持ち、ファンに向かって挨拶し、K-1のベルト奪取も誓っていた。
「稲垣柊です、今日はありがとうございました。まず林選手、ローブローとかいろいろすいません、本当に。戦ってくれてありがとうございました。まあこの(K-1)スーパー・ライト級空位になって、僕が世界を獲らないと始まっていかないって、ずっと自分も言ってて。でも、まだまだですね。まあ世界に向かってトーナメント、決まるかどうかわからないですけど、それまでしっかり準備して、僕が世界のスーパー・ライト級のベルトを巻きます。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました」