第6試合は「K-1✕Krushスーパー・ライト級4対4マッチ」の第2試合。K-1選抜の代表はKrushでライト級&スーパー・ライト級2階級制覇を成し遂げた佐々木大蔵だ。佐々木はKrushスーパー・ライト級王者時代はK-1のリングも含め10連勝を飾った実力者だが、対する寺島輝は、2年前の2022年6.17「Krush.138」でその佐々木のKrushスーパー・ライト級王座に挑戦し、KO負けした過去がある。綱引きで決まった瞬間にガッツポーズをした寺島にとっては、千載一遇のリベンジのチャンスが訪れた形だ。
1R、まずは寺島がハイキック。動じない佐々木は前に出て距離を詰める。寺島が右のローキックを打つと、それに合わせて佐々木はバックブローだ。寺島がパンチを打ってくると、佐々木はカウンターのパンチ。さらに佐々木はコーナーに寺島を追い詰めてパンチを連打していく。そして再びコーナーに詰めると、パンチを連打。佐々木の右のストレートが決まり、寺島がダウン。立ち上がることはできず、1R2分19秒で佐々木のKO勝利となった。
試合後、マイクを握った佐々木は、涙ながらに感情を爆発させて、挨拶を行なった。
「ただいまーッ! いやあ、10連勝から3連敗、凄く暗闇の中というか、そんな1年半だったんですけど、なんか続けてよかったなって思うし、やっぱりそばで支えてくれた家族、応援団、スポンサー、たくさんのみんなの力があって、僕は生きてこれたというか、本当にみんなに力を届けたいって言ってるんですけど、自分が一番もらっているっていうか、本当に一言に尽きるんですけど、本当にいつもありがとう。まあ今日の結果で9月トーナメント、K-1のトーナメントつかめるんじゃないかと思うんで、今に満足することなく、本当に地道にコツコツ積み上げていきたいと思うんで、1人では俺は生きていけない。みんなの力が必要なので、これからも佐々木大蔵、サポートお願いします、ありがとうございました!」