今大会から「初代Krushミドル級王座決定トーナメント」が開幕。クルーザー級(-90kg)から大きく階級を下げての出場となる谷川聖哉と、現在4連勝中と勢いに乗るブハリ亜輝留が激突する。
1R、インローを出していく谷川だが、ブハリのローブローに当たり、試合が一時中断。谷川はブハリの前脚にカーフキックも当てていく。ブハリの前蹴りで谷川がロープまで押しのけられる場面も。階級を下げてきた谷川だがブハリの方が一回り大きく見える。谷川はカーフキックを出しながらブハリをロープ際に押し込み、ガードの隙間からジャブをねじ込んでいく。谷川はバックスピンキックなど多彩な蹴り技を見せる一方、ブハリはガード一辺倒に。しかし、ブハリがガードの上から当てた左フックが効き、谷川がふらつく。追い打ちをかけた右ストレートで谷川がダウン。谷川は立ち上がるも、かなりダメージが大きい様子だ。
2R、谷川はラウンド序盤からブハリをコーナーに追い詰めていく。しかし、パンチの連打で押し返すブハリ。パワーではブハリの方が上回っているように見える。それに対し谷川はローキック、ボディへのバックスピンキック、ハイキック、膝と、蹴りを増やしていく。
3R、谷川は蹴りを交ぜながら前進して押していくが、ブハリは下がらない。手数で上回る谷川だが、ラウンド終盤にパンチの連打でブハリが盛り返す。残り30秒のところでブハリの右ストレート、左フック、右ストレートのコンビネーションでふらついた谷川が2度目のダウン。
30-26、30-26、30-26の3-0でブハリ亜輝留がトーナメントの決勝に駒を進めた。