第5試合は瓦田脩二vs児玉兼慎のKrushライト級ワンマッチ。元Krushライト級王者の瓦田は、昨年10月にKPKBのリングで復活の勝利を上げたばかりだが、K-1 GROUPのリングでは4連敗中。若い児玉に勝って、元王者の実力を示せるか?
1R、まずは瓦田がパンチを連打。しかし、児玉も前に出ていく。それに対して瓦田はローキックからパンチを放って前進。左のボディブローを当てると、右のヒザ蹴りも見せる。さらにボディブローの連打、ローキックの連打を見せる瓦田。児玉も右のカーフキックで応戦し、瓦田の攻撃に対して下がらない。
2R、ゴングと同時に前に出た瓦田はパンチを連打。しかし下がらない児玉は、上手くカウンターを合わせて左フックでダウンを奪う。そしてコーナーに詰めるとローキック。押し返そうとする瓦田にパンチ、ローキックを連打だ。しかし、瓦田も下がらない。ならばと児玉はローキックを連打だ。瓦田はパンチを振るうが、ここで児玉の右ストレートが当たり、瓦田はヒザから崩れ落ちてまたもダウン。なおも立ち上がった瓦田に対し、児玉は一気に前に出て行くが、瓦田も倒れない。なんとかしのいで、このラウンドを終えた。
3R、瓦田は飛びヒザ蹴りを放って前に出る。しかし、ロープ際で児玉の右のハイキックが炸裂。立ち上がった瓦田だが、ファイティングポーズを取れずに試合終了。児玉が3R0分33秒で劇的なKO勝利を飾った。
試合後、マイクを握った児玉。
「やってやったぞ! 俺いつもなんか試合終わった後は、『全然まだまだこんなもんじゃないです』とか、『俺まだまだこんなもんじゃないです』って言っているけど、俺はこんなもんです。どうすか? 今年中にKrushのベルトを獲りに行くんで、伊藤健人さん待っててください。いっつもいっつもですけど、こうやって俺、減量とか追い込みを頑張れてるのは応援してくれる人たちがいるから。スポンサーの人たちとか、ジムの人たちがいるから頑張れてます。ちょっと長くてすいません。次は拓真くんがやってくれます。ありがとうございました」