プレリミナリーファイト第3試合は、井上咲也vs上垣内一成のKrushスーパー・フェザー級戦。共にKrush参戦経験は1戦ずつあるが、勝ち星はなし。Krush-EXで2連勝中の井上は連勝を伸ばせるか? 対するK-1アマチュアの全日本大会-60kg優勝の実績を誇る上垣内が、キャリア初白星を目指す。
1R、まずは両者、ローキックを繰り出して様子を見合う。上垣内が次第に郷里を詰めてパンチを連打。これを井上もしっかりガードするが、上垣内の右ストレートが顔面を捉える。しかし、井上の前足を狙った左のローキックが下腹部に入ってしまい、一時中断。再開後、上垣内はプレッシャーをかけて前に出ると右のハイキックも繰り出してみせた。
2R、前に出る上垣内は右のヒザ蹴り。さらにストレートの連打からアッパーだ。井上も押し返そうとするが、上垣内はカウンターでローキック、パンチを合わせていく。そして前に出ると右のストレート。ローキックを当てつつパンチを連打してコーナーに詰めていく。上垣内はアッパーのワンツーから右ストレート。さらにロープ際に追い込んでパンチの連打だ。これを井上はガードでしのぐと、カウンターのパンチを返してみせる。
3R、開始早々から上垣内がパンチでプレッシャー。井上が押し返してくるとローキックを合わせていく。さらに上垣内はリング中央でパンチを連打すると、クリンチを挟んで再び連打だ。しかし、井上もパンチで応戦。ロープ際に追い込んでパンチを連打していく。それでも上垣内は冷静に右のインローを放ってダメージを与えていく。試合は判定となり、30-29、30-29、30-28の3-0で上垣内が勝利。嬉しいプロ初勝利を飾った。