昨年のK-1大阪大会以来、約10カ月ぶりの試合となる弘輝と、九州を中心に活躍し、K-1 GROUPのリングには約6年ぶりの参戦となるムエタイファイターのREITO BRAVELYのKrushライト級ワンマッチ。K-1 GROUPのリングで実績を積み上げてきた弘輝と、他団体で王座獲得経験のあるREITOの興味深いKrushライト級ワンマッチだ。
1R、前蹴りで距離を取ろうとするREITOに対し、弘輝はパンチで前に出ていく。さらに弘輝がローキックを見せると、REITOもパンチとローキックのコンビネーション。REITOは左右のパンチの連打からローキックだ。そして、弘輝がローキックを打ってきたところに左のストレートをカウンターで合わせてダウンを奪った。弘輝は右の目尻から出血だ。
2R、弘輝はパンチでプレッシャーをかけていくが、REITOはキックとストレートでやり返す。弘輝はREITOの組み付きに苛立ちを見せるが、REITOには警告が与えられた。試合再開後、前に出てくる弘輝に対し、的確に左ストレートを当てていくREITO。
3R、開始早々、REITOは弘輝の蹴り足を掴んでしまいまたも注意が与えられる。再開後、左のカーフキックを連打した弘輝。REITOが倒れて、ついにダウンを奪取。さらにカーフキックを連打する弘輝。またもREITOが腰から崩れ、REITOは2度目のダウン。これで立ち上がることができず、弘輝が1分15秒で逆転のKO勝利を飾った。
試合後、マイクを握った弘輝。
「みんな怒ってる?(笑)。ダウン獲られちゃって。全部練習したんですけど、もうセコンド帰るたびに、『お前、どないしてんねん』と。相手選手より殴ってきます(笑)。まあそんな感じで復帰戦、血まみれでKO勝ちで、宮田さん、俺、華あるっしょ? まあ、壊しのリングはこういうのじゃないと体現できないと思ってるんで、今、なんか距離、足使ってベンベンベンベン戦うヤツがチャンピオンなんで、俺の階級。俺みたいに倒されてもいいから倒しに行くようなファイターがチャンピオンのほうが会場が満員になると思うんで、マッチメイクお願いします。あと大阪、ちょっとオファー待ってます。みんな大阪、応援に来てください。そんな感じです。よろしくお願いします」