この試合のスペシャルリングアナウンサーはおいでやすこがさんが務める。こがけんさんは福岡県久留米市の出身。
プロ10戦10勝と無敗でKrush王者になった壬生狼だが現在は3連敗と不調に苦しむ。K-1バンタム級日本最強決定トーナメント3位の大村修輝を降しこの試合に上がってきた峯との試合は下剋上マッチとなる。
1R、両者オーソドックスで速いステップからカーフキックを打ち合う。壬生狼は接近してのボディパンチ、ローと飛ばすが、蹴りが峯の下腹部に入ってしまいインターバルが取られる。
ロー・ミドルからパンチに繋ぐ壬生狼だが、峯は素早く察知して下がり、このパンチを空転させる。
2R、壬生狼はリング中央に立ち、そこからコンビネーションで攻めたいが、峯の打ち返しが来るため攻めを分断される。峯も自らワンツー、左フックと攻めていくがホールディングに注意が飛ばされる。
3Rも壬生狼はリング中央に立ち、峯の踏み込みにフック・ストレートをカウンターしていく。押し合いとなるが壬生狼が馬力を発揮して峯を押すがレフェリーは両者のホールディングに注意を与える。押し負けるためか峯はホールディングが重なってしまい、さらに警告を受ける。
圧力でまさる壬生狼が右ストレートと左フックで峯をやや後退させて終了。
判定は30-29、30-29、30-29の3-0で壬生狼。連敗脱出を果たした。
【試合後の壬生狼一輝選手のコメント】
「(試合の感想は?)みなさん、こんにちは! やる気、元気、一輝! どうも壬生狼一輝です。そうじゃのう、まあ今日の試合は3点じゃ。自分が練習してきた、0.3\%くらいしか出せてない。試合で出した内容がワシの実力だと思っとるが、また明日から次の戦いに向けて努力する。以上です。
(相手の印象は?)峯選手、本当にいい選手だった、ウン。ワシが想像してた以上にいい選手だった。倒すって言ったけど、倒れんかったからの。本当にいい選手だと思った。
(出せなかった理由は?)そうじゃのう、う~ん、なんじゃろうのう。峯選手が出させなかったというのもあるが、ワシもようわからん。そこを改善しないと、これから絶対勝てんから。それに向けて、今日の試合をちゃんと観て、考えます。以上です。
(バンタム級は今日、このあと石井選手も乗り込んでくるし、Krush王座を防衛した池田選手がK-1で王座決定トーナメントをやってほしいという話をしている。そのあたりについては?)ワシもやりたいな、ウン。答え、合っとるか?
(K-1のバンタム級戦線については?)ワシもど真ん中目指してるから、それにはワシも参戦したい。
(おいでやすこがのお二人とわたりあった感想は?)そうじゃのう、芸人さんはすごいと思った。ワシもいつか、K-1引退したらM-1に出場しようかなと思います。以上です。
(ファンにメッセージを)ファンのみなさん! やっと、やっと、連敗から脱出できたぞ! ファンのみなさんの応援があったから、勝利することができた。じゃがの、内容がまだまだじゃから、次の試合ではみんなが納得するような試合内容、ワシも見せられるようにがんばる。応援よろしく! 以上です」
【試合後の峯選手のコメント】
「(試合の感想は?)壬生狼君が強かったなという印象ですね。
(相手の印象は?)勝ちたいという気持ちがメッチャ強かったなって、やってて思いました。
(強さを感じた部分は?)近い距離になっても、勝ちたいという気持ちで何でも打ってきたりしてたんで、その勝ちたい気持ちが強くてやられたなと思ってます。
(そこに押された部分があった?)そうですね。技術とかじゃなくて気持ちの部分でやられたかなと思ってます。
(もともとの作戦は?)ホンマに完封して勝とうと思ってたんですけど、向こうの雰囲気に呑まれて打ち合ったりしてもうたし、もらいながら打ち合ってもうたし、そういう面でも全部負けたなあって思います。
(ファンにメッセージを)この負け、いつか絶対返すんで、こんな僕ですけどまた応援よろしくお願いします」