1R、KOJIは開始から前に出て右カーフキックを効かせる。下がらされるAKIRAだが右ストレートと左フック、そして自身もカーフキックを返す。リーチを活かしたAKIRAはKOJIを懐に入らせず、右ストレートとハイキックで襲う。
2R、AKIRAは離れた位置から右ストレートで入り、そこから左・右・左と3連打をフォローし、KOJIを後ろに打ち倒して豪快にKO勝利した。
AKIRAのコメント
「大阪から来ましたAKIRA Jrです。まずはANIMAL選手、対戦して頂いてありがとうございました。遠くから応援に駆けつけて頂いた仲間や家族、サポートしてくれたセコンドのみんな、ありがとうございます。これからもクルーザー級って階級で活躍していきますので、注目お願いします」
【試合後のANIMAL☆KOJI選手のコメント】
「(試合の感想は?)まああの、AKIRA選手のパンチ。カーフとかはけっこう警戒していたんですけど、パンチもすごいこう、何て言ったらいいんだろうな。まあ、いま試合終わったばかりでアレなんですけど、試合の感想かあ。まあ、ぶっ飛ばされちゃったんで、もう一回やり直してぶっ飛ばしにいこうっていう気持ちだけど、まあ今日はしっかり反省して。アキラ選手強かったっすね、強い、ウン。強いと思うんですよ。俺も打たれ強さに定評あるっていうのは、サッタリとやったときに俺はその気持ちは捨てて臨んで。
やっぱり4月のトーナメント終わってから、しっかり練習してきたんで、本当に何もいいわけはないし、最高の状態で、スポンサーのかたとか、TEAM ANIMALとかトレーナーとか、ALIVEの社長もずっとこうやってサポートしてくれてたんで、本当にいい状態で試合ができたから。ただ単に、俺がいまのところ弱かったなって。感想はそれですね。
(相手の印象は?)けっこうムエタイベースのイメージがあったんですけど、パンチが凄いうまくなってて、しっかり打ち抜かれて。強かったっすね、やっぱり。俺も今まで負けが続いてたんで、ここで俺の地元で、しっかり花を咲かせてやるっていう気持ちで、練習もやってきたんで。本当にぶっ飛ばされて、素直に「おお、強かったな」って感想ですね。
(準備をしてこの結果ということで、めげる部分は?)K-1来てからは二連勝して、一時期は世界タイトルに一番近いんじゃないかって、勝ったあと言われてたんですけど、やっぱりこの世界って取って取られてなんで。練習やってきたって自負は自分の中であったけど、俺はまだ足りてなかったんだなって。AKIRA選手のほうが今回デビューして、食ってやろうという気持ちがすごい強かったのかなって。俺もここで絶対に復活して、絶対アイツぶっ飛ばすために一生懸命やってきたけど、まだまだ足りなかった。だけど、俺は総合やってきたときから、ていうかむしろ柔道やってたときから、なんだろうな、テクニシャンとか技とかなくて、なんか泥臭さで粘って粘ってやってきたんで。まあ、ストーリーとしてはこんなに簡単じゃないんだよ、K-1はねって。俺はTEAM ANIMALとしてやりだして、立ち技に集中していま、総合の練習はやめたんですよ。だけど、そんなすぐに神様は「おまえ、K-1の舞台はそんな甘くないんだっていうことを、地元の福岡で知らされた気分ですね。
(ファンにメッセージを)ファンのみなさま、応援ありがとうございました。取って取られて、こんな重量級の世界で、俺は絶対にアイツぶっ倒す。まあ、アイツの前に目標の課題は一つ増えたけど、全員倒してね、絶対に俺はチャンピオンになるから、絶対に。こんなボロボロの俺でも気持ちは全く折れてないし、絶対に応援してくれたみんなに……(言葉に詰まる)、野獣の力を見せて俺が絶対にチャンピオンになるから。これからも信じてついてきてください」
【試合後のAKIRA Jr選手のコメント】
「(試合の感想は?)率直に楽しかったですね。
(相手の印象は?)思ってる通り、ガツガツ前に来る選手だなと、予想通りでした。
(やりたいようにやれて勝てた?)そうですね。やりたいようにやれて、勝てました。
(初のK-1出場については?)やっぱり最高の舞台やったので、こういう形で最高の結果で収められたことが本当に最高でした。これからクルーザー級でどんどん活躍していって、目標としてサッタリ選手を越すというのを掲げてるんで、頑張ってそこに行こうかなと思ってます。
(今日で、自分の何%を見せられた?)20%ですかね。まだまだこんなもんじゃないです。
(ファンにメッセージを)今回、K-1初参戦ということで、(低い)下馬評からここまで来たんですけど、もっともっと活躍するんで、注目していてください」