match result
試合結果
第12試合/K-1女子フライ級/3分3R・延長1R
review
試合レビュー
1R、芳美はサウスポーを基本にしながらオーソドックスへのスイッチも織り交ぜ前に出る。だが真優が右ハイキックをヒット。真優は前蹴りを打ち込み、芳美が入ってきたところに左右ストレートをカウンターで当てる。芳美はホールディングが重なり注意を警告を受ける。
2R、真優はパンチを振るって前進し、右ストレートから返した左フックでとらえる。しかし芳美がバッティングとなってしまい、真優に回復のインターバルが与えられる。再開すると真優はパンチに力を込め左ハイキック。芳美はバックブローを見せるがその後で組んでしまい、1Rに続きホールディングで警告を受ける。真優にもホールディングで注意が出るが、その後で再び芳美のバッティングが発生。再び試合中断となる。両者バッティングに留意しながら打ち合いを見せ2Rが終わる。
3R、前に来る芳美に真優はミドルから前蹴りを決め転倒させる。続けて右ストレートからの左フックでも芳美をとらえる。真優は芳美に対し距離を取りミドルを当てていく。真優はホールディングの警告を受けるが、ラウンド最後はミドルで攻め、芳美もパンチを振るって終了する。判定は30-28、30-28、30-27の3-0で真優。中断に集中力を切らさず勝利した。
【試合後の真優のコメント】
「(試合の感想は?)とりあえず勝ててホッとしてます。K-1に出て自分、初めて勝てて(涙)。いつもK-1に出ると強豪と試合して、大事なとこで負けちゃう自分がいてて。今回、他団体の選手との対決で、踏み台にされるためにここの舞台におるんじゃないというのをアピールしたかったんで、とにかくしっかり勝ててよかったです。(相手の印象は?)芳美選手はやっぱりベテランさんで、すごく気も強いのは知ってたし、その圧も感じたし、パンチ、キックもすごい強かったっていう印象です。(勝利のために一番やってきたことは?)自分は今2連敗しとって、次負けたら3連敗やったんで、ホンマにここを抜けないと自分も成長できんと思ってたし、やっぱり自分の一番の弱さは気持ちの弱さやったんで、そのメンタル面の強さをすごく強化してきたし、自分に自信持てるような練習やったり、フィジカルのサーキットも、ホントにつらいほどしましたね。
(メンタルの強化というのは具体的には?)ホントに試合で楽しめるということをテーマにしとったんで、楽しめるぐらい練習もしっかり追い込んどったし、何よりフィジカルで、しんどいサーキットがあるんですけど、それを見てくれてる先生が『ホントに真優は自分に自信がなさ過ぎる』と言うので、それを意識して練習してました。(前に出る、強い攻撃を出すという点で手応えは?)一発一発、倒せるパンチや蹴りを、師範や自分の兄貴たちがしっかりミット持ってくれたりとか教えてくれたりとか、それを試合で出せるように、すっごい一生懸命になって教えてくれたんで、それがちょっと見せれたかなって思います。
(連敗脱出だけでなく、選手としてもちょっと抜け出した?)そうですね……って言ったらおかしいんですけど(笑)。ちょっとでも倒せる場面を見せれたのは、自分にとっても成長してるなって試合してても実感したし、やっぱり女子の大会なんですごい冷たい目線で見られると思うんです。それをしっかり自分が試合で見せないと、格闘技って認めてもらえないんで、今日、ほんのちょっとでも見せれたのはうれしかったですね。
(知らない人からのいろんな声もあって追い詰められることも多かった?)そうですね。試合順もけっこう後ろやって、そのことに関していっぱい言われたし、K-1には必要ないとかアンチ(の言葉)もあって、自分が何のためにこのK-1の舞台におるかをしっかり結果で証明したかったんで、他団体の選手にとにかく勝てたことがうれしいですね。
(ファンの方にメッセージを)今日はたくさんの応援ありがとうございました。ホンマに、とにかく連敗抜けれたんがうれしかったし、少しでも、支えてくれた人に結果で恩返しできたと思うんですけど、ここがゴールじゃないし、負けてきた相手にはやり返す準備を、大阪帰ったらすぐ練習したいので、これからも真優に注目しとってください」
【試合後の芳美のコメント】
「(試合の感想は?)……ちょっと、言葉が出てこないんですけど。(相手の印象は?)老獪だなと思いました。(ファンの方にメッセージを)応援ありがとうございました」
gallery
ギャラリー
movie
動画
試合情報
- BRAND
- 大会名
- 2022年6月25日(土)K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~RING OF VENUS~
- 日程
- 2022年06月25日(土)
- 会場
- 国立代々木競技場 第二体育館
- 選手