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試合結果

第14試合/スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R

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試合レビュー

 軍司はK-1アマチュア、K-1甲子園、Krushと各タイトルを獲得し、昨年12月K-1王者に。2月のK-1では武尊とスペシャルエキシビションマッチで拳を交え、今回はK-1王者として初のスーパーファイトに臨む。斗麗は10戦9勝(4KO)1敗の超新星。王者を相手に番狂わせを狙う。この試合はタレントのビビる大木さんがスペシャルリングアナウンサーを務めた。

 1R、斗麗は構えを左右にスイッチしながら前蹴り、ロー、ボディフック、ヒザと手数多く攻め軍司を翻弄せんとする。しかし斗麗のヒザがローブローとなってしまい一旦インターバルが取られる。再開すると軍司は左右フックの上下打ちで攻勢を取るも、斗麗は顔へのヒザでカウンターを狙う。

 2R、斗麗は前蹴り、左右のミドルを繰り出し軍司の進入を阻む。前蹴りで軍司を転倒させる斗麗。斗麗は次第に距離とリズムを掴んできて、軍司を懐に入れず展開する。距離が詰まっても的確なブロックで弾き軍司にクリーンヒットさせない。

 3R、斗麗は前蹴りとミドルを入れ、接近戦ではヒザ。軍司が得意とするパンチを回転させない。しかしヒザが軍司にローブローとなってしまい、1Rに続きインターバルとなる。再開すると軍司は圧力を強めるが、斗麗がバッティングとなってしまい再びインターバルが取られる。再開し、軍司はヒザ蹴りから攻めんするが、斗麗はクリンチして押さえ、前に来る軍司に右フックをカウンターで当てる。判定は30-29、30-30、29-29で斗麗に1票入るもドロー。延長戦に突入となる。

 延長R、斗麗は前蹴り、ミドル、ジャブと攻撃の手数が多い。軍司は強引に詰めんとするが、斗麗は前蹴り、カウンターのストレートと合わせる。しかし軍司は圧力を落とさず前に出る。そして右ストレートを当てて斗麗を下がらせ、ボディへのヒザも追い打ち。コーナーに詰め、右ストレート、左フックを斗麗に見舞って終える。判定は3者10-9で軍司。やや劣勢だった本戦から延長で盛り返して勝利した。

軍司のマイク
「狙い過ぎちゃってダメダメな試合で、斗麗選手強かったです。僕は負けだと思っているので、しっかり修正して強くなっていくので強い相手お願いします。強くなって帰ってきます」

■試合後の軍司 泰斗のコメント
「(試合の感想は?)試合前からずっとKOで勝つって言ってたんですけど、微妙な感じで判定勝ちになったっていう感じですね。(相手の印象は?)シンプルに強かったですし、やっぱり蹴りも威力があって、僕の中で跳びヒザが怖くて、それでちょっと思ったより前に行けなかったっていうのが感想です。(相手が想定以上だった?)シンプルに強くて、すごくやりづらかったっていうのが一番の印象だったと思います。

(本戦の判定の時点では?)引き分けかなと思ってました。(延長で心がけたことは?)倒れてもいいから、どんどん前にいって倒しにいこうかなというのは思ってました。(下から上がってきた選手に勝った点については)チャンピオンになってからのスーパーファイトは『魔のスーパーファイト』と言われてる中で、僕はスッキリ1RKOで倒そうと思ってたんですけど、こういった形で“魔”に飲み込まれたわけじゃないですけど、そういう感じになっちゃって、反省点が残る試合だったかなと思います。(下からの突き上げは感じる?)それも感じますし、勢いのいい選手はいるなとは思います。

(会場にRISE勢が来ていたが)知らなかったです。先のことを考えていたら、その前にやられるというのは知っていたので、何も考えずに、シンプルにこの試合だけを一番に考えて戦ってました。(ケガとかはないですか)ケガというケガはないので、いつでも試合できるかなという感じですね。6月でもいつでもすぐできるという感じです。(ファンの方へメッセージを)今回はこういう形になっちゃったんですけど、次からチャンピオンらしい試合をして、どんどんKOを狙って戦っていって、新世代の頭になれるように練習するんで、よろしくお願いします」

■試合後の斗麗のコメント
「(試合の感想は?)普通にまあ、判定で負けたんで、僕がまだまだ弱かっただけですね。(相手の印象は?)チャンピオンやし普通に強いなあと思ったんで、僕はまだまだチャンピオンには勝てなかったんで、もっと強くなってやり返すだけですね。(延長で差がつけられたのは?)最後の延長は、パンチをもらってまっすぐ下がるとか、僕の悪いところが出たので、そこを直さなアカンなあと思いました。そこを修正して、またやり返します。

(前半の手応えは?)前半はやりやすかったので、僕もいけてると思ってたんですけど、延長になってダメなとこが出たなあという感じですね。(ファンの方へメッセージを)今日は負けてしまったんですけど、絶対チャンピオンになるんで、またここから頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

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動画

試合情報

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大会名
2022年4月3日(日)K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~
日程
2022年04月03日(日)
会場
国立代々木競技場 第一体育館
選手
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